4月12日 日本初回放送のWWE PPV 「WRESTLEMANIA28」 の感想です。
試合の結果・内容に触れております。
これからご覧になる予定の方はご注意くださいm(u_u)m。
WWEの祭典 「レッスルマニア」。
1985年の第1回から、回を重ねること28年目。
今年は “ONCE IN A LIFETIME” と銘打ったジョン・シナ vs ザ・ロックの <世紀の一戦> を一年に渡ってプロモーションする、という前代未聞の長いスパンでストーリーを展開してきました。
ついに迎えた現地4月1日、フロリダ州マイアミのサンライフ・スタジアム(NFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地)には、78363人の超大観衆。
世界最大のプロレス・イベントが今年も開幕ヽ(゜▽、゜)ノ。
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・オープニング
昨年復帰したWWEの歌姫リリアン・ガルシアによる 「AMERICA THE BEAUTIFUL」 斉唱。
レッスルマニアでは、毎回この歌です。リリアンはやっぱり上手い!
サンライフ・スタジアムは屋外なので、歌のおわりと同時に、上空を戦闘機が横切る、というド派手演出。
・ワールド王座戦:ダニエル・ブライアン vs シェイマス
昨年に引き続き、ワールド王座戦が第1試合。
王座の位置付けも、ロイヤル・ランブル優勝の意義も低くなったものです。
インディペンデント出身のダニエルが王者として祭典初出場・・・本人も言っていましたが、「誰も予想していなかった快挙」 には違いない。
ところが、ゴング直後、セコンドについたダニエルの恋人AJに、祝福のキスをもらい、振り向きざまに・・・・・・シェイマスのプローグ・キック一閃!
あっという間にカウント1・2・3! 新王者シェイマス誕生!!
「誰も予想していない」まさかの秒殺勝利。
・・・ちょっと奇をてらいすぎでは??
ダニエル、かわいそうに。
それより、今までのストーリー何だったの??
まぁ、たぶん次回PPVで再戦が組まれ、そこできっちり試合をみせるんでしょうけど。
全8試合の今大会、予定の放送時間は4時間。
あとあとのカードにたっぷり時間を割くんでしょうね。
祭典の雰囲気に浸る間もないあれよあれよ のオープニング・マッチでした。
・ランディ・オートン vs ケイン
王座戦の常連、オートンは今年はずいぶん前の出番でした。
印象でいうと、<余ってしまった大物同士のカード>??
2001年のカート・アングル vs ケインを思い出すようです(笑)。
とはいえ、昨年夏、ケインはオートンとの試合に敗れたあと、オートンに健闘を讃える握手を求める、というおよそキャラにない行動に出たのち、長期欠場に入った経緯があり、いちおう前フリはあったわけでした。
復帰後、約8年半ぶりに怪奇マスク姿に再変身し、“人間性をすべて捨てた”怪物にリセットしたケイン。
SMACK DOWNのトップである、オートンにターゲットを定めたかたち。
試合は、実力者同士、さすがの攻防でした。
大会場・大観衆の場で普段どおりの動きをすること自体難しく、どうしても見映えのいいムーヴを多用しがちになるところですが、それをせず、きっちり試合を組み立てるあたりがWWEで長年トップクラスにいられる面目躍如。
ケインはオートンの必殺RKOを完全にブロックし、逆にコーナーポスト上で雪崩式チョークスラムを決めて完全勝利。
オートンの完敗シーンは実に珍しい。最近は脳震盪を起こしたり、やや体調が不安定のようなので、今後コンディション調整に入るかも。
一方、ケインは新王者シェイマスとの抗争に入る予感。息が長い、というか しぶとい、というか(笑)。
・インターコンチネンタル王座戦:コーディ・ローズ vs ビッグショー
祭典でインターコンチネンタル王座戦が行われるのは久々。
テーマとしては、ビッグショーの祭典シングル初勝利なるか??
過去、レッスルマニアというと、話題性のある見世物カードが多かったビッグショー。
大巨人はたいてい、ビッグマッチでは往々にして見世物になりがちで、それはアンドレ・ザ・ジャイアントもそうでした。
噂では、今回のビッグショーには、元NBAのスーパースター シャキール・オニールとの対戦が囁かれたらしい。噂の域を出ないでしょうけど。
最近、WWEでツイッターを駆使して、広くファンの声をリサーチしているようなので、おそらくネットレベルで、ビッグショーの祭典での戦績が悪いことが話題になっていたと思われる。
このカードとテーマは、それを逆手に取ったかたち。
期待に応え、見事コーディを必殺WMD(ウェポン・オブ・マスターディストラクション=大量破壊兵器)と称する特大パンチに捉えて完勝。
感極まった表情のビッグショー、よかったよかった。
・ディーバ・タッグマッチ:ケリー・ケリー&マリア・メノウノス vs ベス・フェニックス&イヴ・トーレス
<EXTRA> という情報番組のタレントキャスターらしい、マリア・メノウノスをゲストに迎えたディーバ戦。
近年の祭典でのディーバ戦はこんなのばっか(笑)。
女子王座戦一本で勝負してたトリッシュの時代は特別だったんだな、と思います。
そのマリア、別のダンス番組の収録でアバラ骨を負傷したとかで、ろくすっぽ動けず(笑)。
それでもフィニッシュだけは取らせてあげなきゃイカンので、ディーバたちもたいへんだ。
ディーバ王者なのに、ゲスト参戦のプロレス素人に負けさせられるベスって・・・まあまあ、そんな堅い目で観ちゃいけないんでしょうね。ベス、おつかれさま(笑)。
ところで、ディーバのプロモ映像に、約1年番組に登場していないレイラがしきりに映っていました。地元マイアミということもあり、宣伝活動は大いにしていた様子。
華があり、レスリングのセンスもあるいいディーバなので、辞めていなくてよかった。祭典明けくらいから復帰してくれればいいんですけど。
前半4試合でした。
続きはまた、次の機会に。