あっという間にレギュラーシーズン終盤。だんだんプレーオフに向けて最終順位が見えてきたアメリカ プロバスケットボール<NBA>。

 上位もさることながら、プレーオフ圏内の8位当落線上にあるチームは、気の抜けない試合がつづきます。

 一方、はやドアマットが決定的で、来季以降を見据えてリビルディング・モードのチームは、ややモチベーションを欠き気味。

 毎年3月は大学バスケットボール<NCAA>が話題の中心で“マーチ・マッドネス”などと言われますが、それが過ぎるといよいよNBAプレーオフの季節です。




 チームごとのレポート形式で綴るNBA特集、今回が第8弾です。





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                みつまめのLITTLE DOLLS for your life





 ・ポートランド・トレイルブレイザーズ (2010-2011 48勝34敗 西6位)



              HC ケイレブ・カナレス代行

           

              *** 基本スターター ***


              SF ニコラス・バトゥーム

              PF ラマーカス・オルドリッジ

              C  ジョエル・ブリジビラ

              SG ウェスリー・マシューズ

              PG レイモンド・フェルトン




 シーズンはじめ、チームの顔だったブランドン・ロイが、両膝の故障が癒えず、たった5年間の現役生活に別れを告げました。素晴らしい選手で、これから全盛期を迎えようかという充実のキャリアだったのに・・・残念です。もし故障が癒えたら復帰を視野に入れるとのこと、惜しすぎる才能の選手なので、それが現実になることを祈ります。


 今季のブレイザーズは、エースが去ったことで、ラマーカス・オルドリッジを中心にした攻撃型のチームをさらに深化させていくと思われました。


 ロイがいなくとも、他の陣容は整っており、じゅうぶん上位に喰らい込む実力あり・・・のはずだったのに。

 ブレイザーズは開幕から低空飛行。一度も浮上の気配を見せることなく、逆にじわじわ順位を下げ、ついに8位圏外に。今やプレーオフ進出は絶望的です。


 そこでフロントは3月なかば、HC ネイト・マクミランを解任し、取り敢えずの代行として、なんと選手経験・ヘッドコーチ経験のまるでない、若いケイレブ・カナレスを据えました。きっと卓越したバスケットボール理論の持ち主・・・かとは思うんですけど、ベンチを観るかぎりどうみてもリスペクトされてない(笑)。人の良さそうな風貌なので、ぜひともがんばっていただきたいですが。


 また、思い切ったトレードを期限ギリギリに敢行し、主力のベテラン マーカス・キャンビーやジェラルド・ウォーレスを放出。昨季プレーオフでは、明らかに若手の主力とうまくやれてない雰囲気ありありだったので、止むを得ないかも。


 そしてそして・・・ついに、かつてのドラフト全体1位 グレッグ・オーデンが契約解除されてしまいました。

 鳴り物入りの入団から5年・・・故障つづきでろくすっぽプレーする姿を見せていない“大器”は、このままリーグから消えてしまうのか・・・??


 同期の2位、ケビン・デュラントがものすごい勢いでスター街道を駆け登るさまを見るにつけ、オーデンの胸中を慮ってしまいます・・・。でもブレイザーズのドラフト戦略を今になって批判するのは筋違い。あのときオーデンを回避し、デュラントを1位に指名する選択はありえなかったんですから。





 ・ミネソタ・ティンバーウルブズ (2010-2011 17勝65敗 西15位)


 

              HC リック・アデルマン

 

              *** 基本スターター ***


              SF ウェズリー・ジョンソン

              PF デリック・ウイリアムス

              C  ケビン・ラブ

              SG マーテル・ウェブスター

              PG ルーク・リドナー

 


 期待の新星・スペインの神童こと リッキー・ルビオがついにNBAのコートに立つ! シーズン序盤からタフなNBAのボディ・コンタクトにも対応し、評判に違わぬ活躍を見せているという評判だったので、実際に試合が観られるのを楽しみにしていたのに・・・・・・。


 靭帯断裂で今季絶望だって。

 がっくり。


 しかし、ウルブズにはケビン・ラブがいる!


 入団当初は、かのビーチボーイズのマイク・ラブを叔父に持つ、という話題のみの人でしたが、経験を積むにつれパワフルさを備え、シュート力を進化させ、昨季には最も成長したプレーヤー<MIP>を受賞。

 リバウンド王であり、3点弾の脅威を持ち合わせているパワーフォワードなど、NBA史上初かも。

 今季の平均成績は約26得点 12リバウンド。全盛期のカール・マローンやチャールズ・バークレー、ティム・ダンカンやケビン・ガーネットに勝るとも劣らない数字で、一躍リーグのトッププレーヤーの仲間入り。


 しかし難を言えば、ラブがチームを一身に担いすぎ、ウルブズ全体が彼頼みのワンマン・チーム化している点。

 その意味でもルビオの離脱は痛い。ボール持った選手がみんな、ラブを探してるんだもん(笑)。

 数字がズバ抜けている、ということは、サポートキャストがいないわけなので、当然ながらチーム成績には反映せず。苦戦はいたし方なし、か。


 とはいえ、かつてのビッグチケット、ケビン・ガーネットの移籍以来、灯の消えたようだったウルブズが、5年経ってようやく、リーグのなかで存在感を示せるチームに戻ってきたのは事実。


 HC アデルマンは、’90年代前半にブレイザーズを、2000年代前半にキングスを常勝チームに仕立て上げた名将。アップテンポの攻撃型バスケットが特色なので、ラブやルビオにはうってつけかも。ロケッツ時代はうまくいきませんでしたが、ウルブズならプレーオフ・チームに導ける公算大だと思いますよ。




 
       みつまめのLITTLE DOLLS for your life

        Tウルブズを強くできるか? ケビン・ラブ




 今回は以上、2チームのレポートでした。


 それではまた次回(・∀・)/。