みつまめの「このレコード聴いてみたビックリマーク

 「A DIFFERENT KIND OF TRUTH」

             VAN HALEN





 古今東西、あまり関係なく(笑)、みつまめのお気に入りレコードを披露している「このレコ!」、今回は、このバンドです。




         VAN HALEN


           Vo:デイヴィッド・リー・ロス

           G:エディ・ヴァン・ヘイレン

           B:ウルフガング・ヴァン・ヘイレン

           Dr:アレックス・ヴァン・ヘイレン





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                    レコード






 1998年、現EXTREMEのゲイリー・シェローンをシンガーに迎えて制作した「VAN HALENⅢ」以来14年ぶり。

 オリジナル・シンガーのデイヴ・リー・ロスが歌ったアルバムとしては、なんと、かのメガヒット『JUMP』、『PANAMA』でおなじみの「1984」以来、28年ぶりの新作が今月、出ました。


 よそさまのアメブロ記事などで知った話に拠ると、このアルバムの収録曲は純然たる新曲ではなく、過去、デイヴ在籍時代に書かれたものの蔵出しだとか。

 それはデイヴが脱退する1985年以前を意味するのか、それとも1996年にベスト盤「BEST OF VOLUME 1」収録用の新曲に参加した際のものなのかは判然としませんが、いずれにせよ、この話を聞いたのがCDを買ったあとで幸いでした。

 買う前に知っていたら、たぶん購入を止めたと思う(笑)。

 “蔵出し”=“発表出来るほどの出来栄えでなかったので、お蔵入りにしたボツテイク”

 ・・・このネガティヴなイメージ!(苦笑)


 

 しかしながら実際には、2006年にデイヴがVAN HALENに復帰し、今日まで5年以上の時間がありながらも、エディの体調問題は深刻で、とても新曲が書けるコンディションではなかったそうです。

 今回、アウトテイクにせよ新譜の発表に踏み切ったということは、バンドが継続して活動していくためには、早めに(じゅうぶん遅いですけど・笑)新作を出しておく必要性を感じたから、と超好意的に受け取っておこうではありませんか(笑)。




                    ヘッドフォン




 もうひとつ、自分がこのアルバムにやや不安を覚えたのは、いち早く発表された冒頭のナンバー『TATOO』のミュージック・ビデオを目にしたことでした。

 ミディアム・テンポで、ビルボード・ヒット狙いにしてはなんとも中途半端な出来栄え・・・。ギター・ソロも目立たず、デイヴのオーバーアクションが印象に残るのみ。

 これがリード・トラックでないことをひたすら願っていました(笑)。


 初めて通しで聴いたときは、特段耳に引っかかるところが乏しいかな、と感じたものですが、聴き込むにつれて味わいが増し、かなり曲が成長してきました。


 2曲目の『SHE’S THE WOMAN』以降は、これぞVAN HALEN! というギター・サウンドが登場してきます。

 ここで気づくのは、重低音の分厚さ。

 もともとVAN HALENは、ギター・サウンドの独特さに比べ、ベースとドラムはスカスカ、ポコポコな軽い感じの音を連想させますが、それは’80年代当時のサウンドづくりの趨勢だったからでしょうか。

 それとも、他人のマイケル・アンソニーより息子のウルフガングの出す音を前面に出してあげたかったから?? とは、先日拝見したよそさまのブログ記事での見解。的を射ている気がします(笑)。


 さらにアレックスのドラム・サウンドもエコーを使ってかなり重厚。

 自分はドラムのチューニングについてはまったく知識がないですが、昔のアルバムも併せて聴き直した印象だと、チューニング自体を下げてる気がします。『AS IS』のイントロなど、アレックスじゃないみたい(笑)。

 いずれにしても重低音のへヴィな音使いに接すると、VAN HALENも変わったなと思いますが、これは歓迎です。エディの魔法のようなソロ・プレイにはこれくらいの音圧が良く合う!


 そして、風貌以外は(笑)まったく変わらぬデイヴの歌のクオリティ!

 サミー・ヘイガーも衰え知らずですが、デイヴの声とエディのギターのコンビネーションは、やはりやはり格別です。



 アルバムの肝は、『CHINA TOWN』から『BULLETHEAD』のあたりの流れでしょうか、VAN HALENらしくもあり、ライブ映えしそうな疾走感があって、エディのギターワークも堪能できます。

 そもそも、かつての『JUMP』はVAN HALENのなかでは異色中の異色作であり(だいたいなんでキーボード・リフを使っていたのか謎・笑)、バンドの本領はこういった楽曲のなかにこそあること、何作か聴けば明白ですね。


 さらに『THE TROUBLE WITH NEVER』、『OUTTA SPACE』のギター・リフは過去に書かれたものとは思えない斬新さがあります。時代性とまったく関係ない作曲力はさすがエディ。


 アグレッシヴな曲が続いたあと、『STAY FROSTY』がちょうどいいアクセントとして出てきます。こういうカントリー・ブルース風のアコースティックのヴァースを聴くと、アメリカのバンドだなと思います(笑)。ヨーロッパのメタル・バンドにはぜったいないタイプの曲ですね。


 『BIG RIVER』、『BEATS WORKIN’』と、爽快に疾走し、あっという間にCDはおしまい。

 全13曲50分ちょっと。

 曲を長尺にせず、畳み掛ける構成もVAN HALENならでは。


 CD購入前後、及び初聴き直後(笑)から比較すると、ずいぶん印象が変わり、なかなかの作品だとの感想を持っています。きっとライブでのアレンジはもっと良くなるはず。

 次回にはなるべく早く、完璧な新作というものも・・・と、期待が膨らみます。


 2月20日付のオリコンチャートで、本作はアルバム・ランキング、初登場3位をマークしました。

 14年ぶりとはいえ、日本での人気、健在ですね!





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