前日に引き続き、12月1日 日本初回放送のWWE PPV「SURVIVOR SERIES」 の感想です。結果・内容に触れておりますので、未見の方ご注意願いますm(_ _ )m。
現地11月20日、ニューヨーク州ニューヨーク、MSGでの第25回記念大会です。
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・ワールド王座戦:マーク・ヘンリー vs ビッグショー
前回PPVでは、リングを大破させて無効試合になった因縁の一戦。
支柱を増やしてリングの耐性を強化する措置を施し(同じことは起きないサイン)、決着戦のゴング。
超重量級の両者、試合展開はどうしても鈍重なものに。
今でもプロレス雑誌などには、ニューヨークのファンは、大男同士の肉弾戦を好む、と書いてありますが、どうだか。
MSGの観客、あからさまに飽きて、関係ないチャントばっかりしてましたよ(笑)。
試合途中で“アンダーテイカー”(プロモビデオで、しきりにテイカーがデビューした大会の映像を流してたので、自分もどこかで登場してくるのかと思った)。
ビッグショーがサイドキックを見せたら“HBK”。
両者ノック・ダウンしたら“ダニエル・ブライアン”(挑戦権保持中・前週ヘンリーに襲撃され因縁あり)。
・・・まぁ、番組をよくみてるっちゃぁ、みてるわけですが(笑)。
極めつけは、ビッグショーがトップロープに登り、まさかのダイビング・エルボードロップ!
200キロ級レスラーの信じ難い大技炸裂に、きしむリング!!
・・・しかし、観客 “ランディ・サベージ!!”だって。
ダメだ、ここの客(苦笑)。
ニューヨークってより、トロントあたりのあまのじゃくファンみたい。
試合は、形勢不利の王者ヘンリーが、ビッグショーにローブローを放って反則負け。
王座移動せず。
思わぬ不透明決着に、大ブーイングの会場。
・・・いいザマだよ(爆)。
・WWE王座戦:アルベルト・デル・リオ vs CMパンク
MSGでも大熱狂のCMパンク、待望の王座挑戦。
共に技巧派なので、好勝負請け合い、といったところ。
しかし序盤はやや散漫な展開で、ん?と思ったんですが、試合が進むにつれてぐんぐんヒートアップしました。
デル・リオのフィニッシュはアームバー。地味すぎるのでなんとかならんのかと思うんですが、総合格闘技時代の名残りと言えば言えないこともない(笑)。
そこで攻撃は、腕を重点的に攻めるわけですが、バリエーションが豊富なので、退屈きわまる一点集中攻撃も、飽きさせないところが素晴らしい。理に適ったプロレス、というものか(笑)。
一方、CMパンクの得意技は、GTS、串刺しニーアタックなど日本のプロレスファンにはおなじみなムーブが多い。
打撃戦ではモンゴリアン・チョップまで繰り出してました(笑)。
腕を攻撃されつくし、GTSにいけないパンク、最後にみせたのはアナコンダ・バイス!!
まだ、これがあったか!
・・・天山、喜んでそう(笑)。
技を極められながら、空いた右手でパンクの目を引掻き、必死に逃れようとするデル・リオを、構わずグイグイ締め上げるパンク、実にスリリング!
ついに、デル・リオ、マットを叩きタップ・アウト!!
会場MAX歓声のなか、新王者に輝いたパンク、気づけば30分近いロング・マッチでしたが、ぜんぜん長い気がしなかった! 今年一番の名勝負でした~。
・ロック&ジョン・シナ vs ミズ&R-トゥルース
大会の目玉、いよいよロックの7年半ぶりの復帰戦。
予想通り、ロックに大歓声、シナには大ブーイング(爆)。
再結成した大物ロック・バンドが、フェスティバルのトリを飾る、みたいな感じでしょうかね。
ロックはシェイプされた体のみならず、レスリング・ムーブも錆びついたところがなく、素晴らしいの一言。
パンチ連打から、手をかざしてのスマック・ダウン!
ロープ・スローを切り返してのDDT! 続いてハンドスプリングで跳ね起きる!
ドラゴン・スクリューからシャープ・シューター!
なつかしい、得意技のオンパレード。こうしてみると、技の豊富なレスラーなんだな、と感服。
往年の名曲を続けざまに繰り出す大物バンド、みたいな感じでしょうかね。
久しぶりの試合と言っても、まったくもったいぶることなく、大活躍のロック様。中盤、タッグマッチお約束の、シナのローン・バトルで、コーナーで焦れるロック、という定番シーンを挟みつつ、最後にはロック・ボトム、スパイン・バスターに続いて、ピープルズ・エルボーをきれいに決めたロック、ミズをフォールして、堂々勝ち名乗り!!
試合としては、特別なものはなく、ひたすらロック様の “接待” といった趣でしたが、ラストシーンでは、来年のレッスルマニアで対戦するシナに、宣戦布告のロック・ボトムを見舞って、会場大興奮のなかエンディングとなりました。
今のところ、ロックはカムバックしたと言いながら、まだ“お客さん”“特別ゲスト”の域を出ていないので、プレミア感だけで来年のレッスルマニアを迎えるのはもったいない感じ。
まだ5ヶ月もあることだし、今後もどんどん登場して盛り上げて欲しいところです。
それではごきげんようヽ(゜▽、゜)ノ。