*追記
当記事にお越しをいただき、まことにありがとうございます。
「紅白プレイバック1988」 につきましては、2015年12月に 「増補版」 として内容を書き改めています。
よろしければ、そちらの方を閲覧していただきますと、より楽しんでいただけるかと思います。
お手間をおかけして恐縮です。
年末が近づいたので、11月14日記事 「#207 紅白プレイバック1995」を手始めに、年末テレビの風物詩「NHK紅白歌合戦」を振り返るこの企画、今回が第2弾です。
セレクトしたのは、1988年。結果的に、昭和最後となった年の暮れ、おりからの “自粛ムード” によって開催が危ぶまれたこともあり、ステージ演出は極度に抑え気味。
出場歌手によるアトラクションや、タレントの応援もなく、ひたすら歌を披露するのみの、史上もっとも “地味紅白” になりました。
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「第39回NHK紅白歌合戦」
1988（昭和六十三）年12月31日・NHKホール
総合司会 杉浦圭子（NHK）
紅組司会 和田アキ子
白組司会 加山雄三
視聴率（9：00～11：45） 53.9%
司会のおふたり、現在とあまり変わりませんね（笑）。
ライティングが暗めの演出なので、どう撮ってもこんな映りです・・・。
紅組トップは、初出場 中山美穂さん 『WITCHES』。
白組トップ、レコード大賞 受賞の <光ＧＥＮＪＩ>。『ガラスの十代』 『パラダイス銀河』 『Diamondハリケーン』 『剣の舞』 の大ヒットメドレーを・・・・・・おもいっきり口パクで（笑）。
いちおう、載せておこうっと。この黄色いジャニーズ・ジュニア、実は後年のSMAPです。誰が誰かおわかりでしょうか??
この年ヒット連発 工藤静香さんも初出場。中島みゆき作詞 後藤次利作曲の 『MUGO・ん・・・色っぽい』。
化粧品のCMソングのために作られ、商品のキャッチコピーである「ん・・・色っぽい」をタイトルにつけるよう、という難題を依頼された中島みゆきさん、こういうタイトルを考案されました。さすがの天才ぶりです。
歌謡曲転向後、初出場を果たした堀内孝雄さんに、アリス時代の盟友・谷村新司さんがエール。
大ヒット 『愛しき日々』 は前年の裏番組 「白虎隊」 の主題歌だったので歌うことが出来ず（笑）、『ガキの頃のように』 を披露。
この年の目玉のひとつ、爆風スランプ 『RUNNER』。
前の写真の谷村さんといい、こちらのサンプラザ中野さんといい、写真を撮る際、フラッシュが “ある部分” に被ってしまい、異常に撮りにくかった（笑）。苦心の一枚です。
こちらも目玉中の目玉、<TMネットワーク>。『COME ON EVERYBODY’88 FINAL MEGA‐MIX』。長い（笑）。
当時の最先端サウンドも、今聴くとけっこう音スカスカ（笑）。誰がどの音を出してるのかわかりやすくて良いですが。
ボーカル 宇都宮 隆さん。・・・・・・モレット・ヘアだ～っ！！！
この方、常にカメラ目線で歌うんです。
キーボード 小室哲哉さん。今はデジタル楽器が進歩したので、こんな風にキーボードで “部屋” をつくる必要がなくなりましたが、これはこれでひとつの “芸” って感じで風情があります。
『人生いろいろ』 のヒットで復活した島倉千代子さん。
この当時 山田邦子さんがしきりにモノマネしていたので、そのおかげでしょうか。
小柳ルミ子さん 『愛のセレブレイション』。
のちに結婚する大澄賢也さんもこのステージにいて、ふたり映りこんだところを撮ろうとしたんですが、大澄さんがあまりにもすみっこで踊っていたので、無理でした～・・・。
現在でも根強い人気、ちあきなおみさん。
これが11年ぶりの出場で、同時に今のところ最後になりました。
演歌とも唱歌ともつかぬ不思議な佳曲 『紅とんぼ』 をしっとり披露。
こうしてみると、地味と言われた年にも、それなりに時代性を捉えた、貴重な映像になっているものだと思います。
さて、次回はもっと古い年にするか、それとも新しめがいいものか・・・。考え中です～（笑）。
それではごきげんよう(･∀･)/。