年末が近づき、この時期限定の新企画発動!!
今だアナログの香りを濃厚に残すみつまめ家にはビデオ・カセットテープが大量にあり、ビデオデッキも健在です。
そこには、年末テレビの風物詩 「NHK紅白歌合戦」 の過去テープが多く残存しています。
大晦日、リアルタイムで録った以外にも、2000年前後には、12月25日~30日あたりにNHK衛星放送で、過去の紅白を再放送しており、それらも録画していました。
すべて合わせると約30回分、自分の生まれる以前の映像もあり、歌謡全盛時代を窺い知る、今や貴重な資料と言えましょう。
しかしながら、近年テレビの世界では、大手事務所の方針で、そうした過去の映像を厳重管理する傾向があり、おそらくもうまるごとの再放送は難しいと言われています。
自分が思うに、芸能という分野は、多く世間の眼に触れなければ存在価値などないわけで、コアなファン向けに高価なDVDなんか出したところで、「知らない世代」 には見向きもされないでしょう。今の状況、まったくバカらしいかぎり。
あ、閑話休題。それは脱線でした(笑)。
自分自身、ここ数年の大晦日は 「ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズ」 を観ているんですけど(笑)、子どもの頃は毎年紅白を楽しみにしていました。
そこで、当ブログでも、この年末まで出来たら数回、過去の紅白を振り返って紹介し、ご存知の方には大いになつかしんでいただき、知らない方には、あ、こんなことあったんだ~と思っていただくべく、こんな企画を考えました。
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「第46回NHK紅白歌合戦」
1995(平成七)年12月31日・NHKホール
総合司会 宮本隆治・草野満代
赤組司会 上沼恵美子
白組司会 古館伊知郎
第1部(8:00~9:25) 44.9%
第2部(9:30~11:45) 50.4%
司会者勢揃いで、番組スタート。
総合司会のおふたりは、いずれものちにフリーになりました。元NHKアナが、民放に出てはしゃぐ姿はなぜか痛々しい(笑)。
ハロプロを手がける以前のつんく氏、シャ乱Qで初出場。
まだ、ベースのしゅうさんもいますね。たいせーさんの空中回転が見せ場でした。
主演ドラマ「星の金貨」がヒットし、歌手として初出場のこの方。織田哲郎氏作曲の『碧いうさぎ』を手話つきで歌いました。
ラップソングで初のミリオンセラー 『DA・YO・NE』 を披露する、<EAST END×YURI>。
篠原涼子さんにつづいて、元東京パフォーマンスドールから、市井由理さんがブレイクしました。「ベル」って、ポケベルのことみたいですよ。
今や無かったことになっている(笑)、6人時代のSMAP。
この翌年、森 且行さんがオートレーサーに転身するためSMAPを “卒業” したので、この年が最後の6人での出場でした。
これがテレビ初出演、『TOMORROW』を歌う岡本真夜さん。
東大卒の鬼才シンガーソングライター・小沢健二さん。
伝説のユニット “フリッパーズ・ギター” 解散後、ソロとしてブレイク。
「ホントに紅白に出てくれてありがとう」 という最上級のリスペクトを受け、白組総出の応援つきで 『ラブリー』を熱唱。今みても素晴らしいステージです。
この年の紅白、最大の目玉は、絶頂期にあった音楽プロデューサー・小室哲哉氏が、ダウンタウン・浜田雅功氏と結成した <H Jungle with T> の出場。
当日までの話題は、果たして浜ちゃんの相方・松本人志氏の応援はあるのか?? の一色。
ユニットのきっかけになったダウンタウンのMC番組 「HEY!HEY!HEY!」 では、そのことを聞かれ 「なんでオレが浜田のためにわざわざ大晦日にNHK行かなあかんねん」 と登場を否定。
NHK側も、「オファーはしてるが、当日来てくれるかどうかわからない」 と言葉を濁す。
事前リハーサルにも結局姿をみせず、本番まで大いに期待感を盛り上げて、ついにH Jungle with Tの出番。ダブルミリオンセラーの大ヒット 『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』 を浜ちゃん熱唱!
ワンコーラスを終えて間奏、そこで会場大歓声。
来た!!
大盛り上がりのなか、曲は大詰め。
なぜか “ゲイシャ・ガールズ” の衣装を着せたがるまっちゃん(笑)。この年の紅白 最大の名場面でした。
紅組の目玉は、1995年最大ヒット 『LOVE LOVE LOVE』。
3人時代のドリカム、メドレー形式で華やかに。
紅白名物 小林幸子さん、この年のド派手衣装は、歌った曲 『母ひとり』 にちなんで、観音様 × ロケット の発想だそうです。いや~、すごいわ・・・・・・。
この頃にはもう、世代を超えてみんなが知ってるヒットソングなどなくなった、と言われており、テレビ番組や歌謡界の世代断層が進んでいましたが、ミリオンヒット続出の、CDメガセールス時代の勢いを感じさせる、華やかな紅白でした。
それではごきげんよう(。・ω・)ノ゙。