DEF LEPPARD
「PYROMANIA」(炎のターゲット)
名盤として名高い人気にアルバムですが、前作よりロックのエッジが減っていました。
勢いのあるメタルだったNWOBHMから、ハード・ポップが開花した80年代メタル・ブーム(ポップ・メタル~ヘア・メタル)へと向かう橋渡し的な過渡期の作品で、80年代ポップ・メタル・ブームを予感させるハード・ポップの息吹が芽生えています。
次作の大ヒット・モンスター・アルバムは徹底的に作り込まれた非常に完成度の高い作品ではあるものの、その代わり、ロックの衝動性が失われてしまいましたので、ロックという観点からしたらDEF LEPPARDは「PYROMANIA」までですね。
まあ、80年代メタル育ちの80年代ポップ・メタル・ファンにとってはDEF LEPPARDは「PYROMANIA」以降でしょうけれども。