今期初のマチソワ観劇をしてきました!
これをやってる出演者の皆様が本当にすごすぎるよね……座って観ているだけの私が帰り道にはぐったりしてるし、なんなら翌日も疲労感が抜けてない。今日はチケットないけど休息日ってことでちょうどよかったなーとか思ってるくらいです。
11公演クールの終盤。無事を祈っております…!





◆9/7マチネ

大我さん、元気そうでいい。ハードな舞台で、痩せてはいるけどやつれてはいない感じ。
とはいえ、良くも悪くも1幕は若さが全面に出てる。本人の、朗らかで無邪気なかわいらしさが一挙手一投足にも出ていて……うん、けっこう本人なんだよなー。ヴォルフガング像をどう捉えてるかなあ…?みたいな気持ちには少しなる。
ウェーバー家でウサギ耳をしたり、「僕はウィーンに残る!」で胡座をかいて座り込む感じとか、すごく大我さんっぽいなと思ってる。
けして悪くはないけれど、ドラマティックな歌唱がないとその路線の芝居は成立しづらいと思うんだよね…(いっくんがこの路線に近い気がする。歌の上手さと勢いでねじ伏せられる)(大我さんの歌はまだまだ発展途上なので…んー、この先どこまで伸びるかなあ…がんばれ…!!)
なので、2幕の展開が否応なしに本人の明るさみたいなものを削いでくるから2幕が急に良くなるように感じる。
父との関係性、そこに対する想いや喪失感なんかは、本人から出てきているものであってもある種の普遍性があるからかすごく自然に物語にも馴染んでる印象。
レクイエムを書こうとして書けない、ピアノに縋り付くような一体となるかのような様子が良い…!
最期にアマデの白い羽ペンを腕ごと自分の胸に突き刺す、あの動作がびっっくりするくらい強く激しくて驚いたなー
いわゆる「きょも担」の人は、1幕の楽しく明るくかわいらしいシーンが彼らしくて好きだったりするのかもしれないんだけど、それなりに大我さんを推してはいるがミュオタ人格が強めの私は圧倒的に彼は芝居を悲劇に振ってくれたほうが似合うと思ってたりします。だってあのビジュアルだぜ?(顔ファン黙って?)
公演期間は長いので、まだまだ日々チャレンジを続けていってほしいですねー
…ってなんだか厳し目のことを書いてしまうのは、期待してるからだし、何よりマチソワで京本→古川の順で立て続けに観劇したからです。こんなん比べざるを得ないもんなー
あ、涼風さんがめちゃくちゃ声出てて神々しかった。今期の男爵夫人は、Wどちらにもそんなに怖さを感じない印象があります。勿論優しいというのとは違うんだけど、ヴォルフガングの物語の中では最終的には誰もがヴォルフの外側にいるという感じがある。
なんだろう…演出が大きく変わったとかないんだけど、今期のM!は不思議とスッキリわかりやすく観られるつくりに感じます。



◆9/7ソワレ

というわけでソワレ。
腰(背中?)は今日も調子悪そう。ねじる動作を特に避けてる感じ。(結局書いてごめん)
でも、身体に多少の制約がかかっていることを全然感じさせないどころかぶっ飛ばす勢いの歌唱と芝居にぶん殴られまくりの回でした。
冒頭からヤンチャっぷりもちょっと上滑りしかけてるくらいで、ギア壊れてない?大丈夫?と心配になったりした。声と笑い声がでかいのなんの。
赤いコート、パパとヴォルフの言い合いに勢いあって笑っちゃった。鼻息荒く、フンフン言いあってる似たもの親子(笑)
母の死〜残酷な人生、好きすぎるんだよな…いやもう何これ、うますぎん…???空気ごとガラリと色を変える。全部好きで泣けてくる〜!(ここの一連、歌も芝居も大我さんが全然足りてない部分だと思います。でもさ、古川くんも当たり前に最初からできてたわけじゃ全ッ然ないんだ…という気持ちもちゃんとあるのでハイ…)
影を逃れてもあまりにも凄すぎて呆然。気のせいか、今回の帝劇は2階のほうが音がダイレクトに飛んでくるような印象があります。
っていうか、古川くんに対して「帝劇の天井ぶち抜くんか…!?」みたいなことを思うのって初めてかもしれない。ぶち抜けそうなほどの音圧でした。アレンジは毎回変わっていてもはや原型を忘れる。その日そのときの古川ヴォルフガングの生き様の形って感じですね…
「たおやかなシンフォニー」を書き上げていくアマデの姿と呼応するような、音楽にどうしようもなく魅せられ取り込まれてしまうような、それでも抗いたいと願うような。激しさと倒錯と…
「響きのヒダに触れて」のところの手指の動きの優美さに毎回見惚れる。で、2幕の「互いの奥深く触れ合って」の動きがほぼ同じだなーと思ってます。指先までハチャメチャに美しくて大好き…!恍惚感と、わずかな畏れが滲む。
真彩コンス、ダンスはやめられないの歌唱アレンジ再び。おそらくこれやってるの古川回だけだよね…さもありなん。一人芝居じゃないからねえ、歌もバランスを取ってきてるんだよね希帆さん。投げた薔薇は後ろ1メートルくらいのところで落ちててまた少し危なかった、ピアノに向かうときにドレスに巻き込まれてたのが見えた。
希帆さんの芝居も、古川ヴォルフとだと遠慮なく真正面からぶつかり合ってると感じる。毎回違っていて、毎回あまりにも本物。
今日は最初から楽しいときだけにしか波長が合わない感じの2人で破綻するべくしてしていた…あずま屋では「もう出ていってくれ」だったな…「もう」という2音に込められる諦めや呆れのような空虚なもの。だけど、そうなるべくしてなった空気がちゃんとあったの唸る〜…!
そういえば、コンスがダンスはやめられないの前にベッドで紙を見てグシャッと投げ捨てたんだけど、あれってヴォルフパパからの手紙?だよね…??あの自分と恋人にしか目が向かない感じ怖いが、そりゃ三重唱が「気にしないで〜」になるわ…と腹落ちした。
悔悟〜混乱の凄まじさ。喉が弾け飛びそうな、こちらの胸をえぐる絶唱。いや…たいへん…すごすぎましたね…星金リプライズが嵐のあとの凪のようで、だけどヴォルフガングは未だに嵐の去るのを身体を丸く縮こまらせ震えながら涙をこらえながらひたすら待って耐えているかのようでした。
コンスを追い切れず、うまくいかない苛つきをアマデにぶつけるのに、楽譜…音楽を目の前にしたら魔笛を取り憑かれたように笑顔で無心で作曲する姿…
レクイエム作曲は今日は全然「書けない」だったな…書いてる量よりそれを激しく斜線で消す量のほうが多く、破り投げ捨てられた楽譜たちが切ない。
僕こそ音楽リプライズが沁み渡りますね…
なんかもうホント、元々武器だった(と私は思ってる)芝居に歌が追いついて、もはや無敵感あるなあという…そんな感想が出てくるとこまできてしまった。人間の成長というか努力、可能性…未来は誰にもわからないから面白い。つくづく、面白い人を好きになったものです。
ありがとうございます!
はー全部観たい!!!チケット足りない!!!