ミュージカル モーツァルト!

@帝国劇場
2024/9/28(土)17:45


東京前楽。
古川雄大ヴォルフガングの帝劇千穐楽でした!
(涼風真世さんもWキャスト千穐楽)




現帝劇ラスト古川ヴォルフを目に焼き付けてきました。
いやもう本ッッッ当に立派になって…!!!!!

ヴォルフガングの人生を浴びました。
本当に芝居なのか心配になるくらいのリアルさと迫力に終始圧倒されちゃったな…

これまでにもいろんな場所で何度も彼の歌う『僕こそ音楽』を聴いてきたけれど、今期の帝劇で浴びるこの曲はちょっともうあまりにも良くて……衝撃でした。きらきらと輝く光の粒子が見えるようなまばゆさ。
今期の古川ヴォルフは曲のラストでは両手ではなく片手だけをゆるく広げる感じなんだけど、代わりに「退屈ぶっとばす!!!」で思いっきり体ごと両腕を広げてました。豪胆で胸のすくような笑顔が魅力的で、それでいてノーブルな雰囲気も纏っている。

「古川雄大を見ている」んだけど、古川雄大ならなんでもいいなんてことはなくて……私は「今期の古川雄大のヴォルフガング」が大好きで、いくらでも見ていたいと思わされました。
彼のヴォルフガングは2018年の1期目が(歌唱力や成熟度では不足も多々あったけれど)とても好きだったので、そのときみたいな衝動はもう自分には訪れないかもしれないと思っていたけれど……いやはや、わからないものですね。コロナ禍以来(2019エリザ以来)、本当に久しぶりにこんなに古川くんに狂っている気がします。


(「けして忘れないぞ」のあたりで)投げられた楽譜がヴォルフの足元近くに落ちてきて思わず拾い上げてて(そしてアルコ伯爵に取り上げられる)めちゃ良かったな。瞬発力。

(そういえば「観客の拍手が好き」の場面でシカネーダーが客席の拍手を煽り一本締めさせる流れがありましたが、この日のマチソワは一本締めが揃わなくても「もう一回」をやらなくなってた。これでいいよね…時間的な制約もあり特に帝劇では1幕を押すわけにはいかないので…元々はそんなに尺取るようなシーンじゃないはずなのにどんどん長引いてて気になってた。)

『影を逃れて』の解釈といいアレンジといい、理想のド真ん中すぎて怖い。好きすぎてもうこんなん出されたら1幕でチケット代の元が完全に取れてしまう。えぐアレンジに耳が慣れてきてしまい、これがないと物足りなさを感じるようになってしまったな〜

1幕はいつも通りを丁寧に精度を上げてお届けされた感じで、2幕はなんかもう祭りでした。
全部出し切るぞ、というカンパニーの一体感と客席の熱量がビリビリきました。

本当にパパ亡くなってるし本当に気が触れていた……くらいに感じるホンモノ感。凄絶すぎて呆然。
フィナーレで出てきて歌うしカテコで喋るの信じられん…ってなる。

1幕の星金あたりでも爪噛みそうになりかけて、ギリギリで口元から離していた…ストレスがかかるとなる感じで、役作りが本当に細やか。謎解きゲームのときからずっと半泣きの古川ヴォルフが切ない……

役と彼自身の境界線なんてもはやどこにもないくらい、そこにヴォルフガングが生きていて
だけど、『何故愛せないの?』の前、パパの歌唱終わりに客席から拍手があったのを受けて、台詞に入るタイミングをしっかりと役に入ったままで調整してた。…えぐいて。ここ、昔は流れのままに台詞に入ってたから拍手でかき消されてたこともあったよね。曲全体もめちゃくちゃ良かったな…!嘆きでありながら、彼の人生の道標が定まるような転換点。死の匂いがするけどな……

『破滅への道』が過去イチだった。芝居の流れの中に確実に存在する曲になっていた。対峙する終盤、曲終わり、コロレド祐様がちょっと微笑んでみえる…というか微笑んでいて、なんだか役をこえたところにある感情がみえるようでした。ここでショーストップみたいな拍手になったの初めてかも。

お姫様抱っこも再び復活。でもキスの嵐がやむことはなくて、上衣を脱ぐ速度が速すぎて笑う。
真彩コンス、ダンスはやめられないのラストは赤い羽を顔に寄せてくちづけしてた。ひょー!いい!!インスピレーションの象徴のような、それはつまりヴォルフガングの象徴のようなそれを愛おしみ、うまくいかないもどかしさに涙する。これまでの他の方のコンスタンツェ像と違って、環境に苛まれながらもスレたようなところにフォーカスあてず純真さを保っていて凄かったなあ…

この真彩コンスをしっかりと感じた最終盤、レクイエムの作曲をする古川ヴォルフは赤い羽を掲げて静かに見つめている時間がとても長くて。
「だめだ、書けない…」の前、「コンスタンツェ」と口が動いた気がしました。マイクには乗ってなかったけど、たしかに聞こえた。
……鳥肌がたって、そして、ストンと腑に落ちました。
そういう話だったんだ……!!!!???

(今期の帝劇M!を通して、光る笛への納得感が増しました。これに関しては大我ヴォルフを観たことによって理解ができて、結果として古川回でも理解が深まったみたいな印象でした。Wキャストを反復横跳びで観劇していたので、どうしても比べて見てしまうところはあり……大我さんに対してだいぶキツめの感想を書いてしまったりもしましたが、この二人のWキャストだったからこそ今期の古川ヴォルフの仕上がりになったみたいなところもきっとあるはずで。地方公演では帝劇期間より会う時間も増えたりするかな?どうかな?引き続きお互いにいい影響になるといいなー)

この回では、「心臓に刺す」際のシャツの片側全脱ぎだった。これたぶん星くんアマデのときだけっぽいんだよね。男の子だから。女の子相手のときは基本、肩を出すような形で脱いでいた。やっぱりすごい冷静だしちゃんとしてる大人だな……ヴォルフガングに没入してるようにみえるのに、心のどこかには俯瞰で見ている冷静なままの古川くんが存在していることを感じます。
すっごいなホント………!!!

(それはもはや胸じゃん?ってくらいあった彼の胸筋は、帝劇公演期間を経てみるみるうちに減っていってましたね。顔の輪郭もシャープになった。さすがに負担のかかる役だよね…健康が守られることを祈るばかりです…!)

相変わらず話があちこち飛んで纏まりなくてすみません。とにかく毎回ちゃんと何かしら書き留めておきたいと思わされるのも久しぶりですね。ブログの更新頻度が随分と上がりました。


カテコは歓声の嵐。千穐楽みたい。(千穐楽だよ)
カテコ2回目、スタオベのまま古川くん挨拶。「僕と涼風さんがひと足お先に東京千穐楽を迎えます。途中トラブルはありましたが、今日を迎えられてホッとしています。まだまだ公演は続きますし東京千穐楽は明日です。最後まで気を引き締めて参ります。帝国劇場のステージに立つのは今日が最後になります、それがヴォルフガング役でよかった」
3回目はいつも通りのスタイル。でも全体をすごくしっかり見渡していて、目に焼き付けるみたいな感じだった。
カテコ4回目あり。「今、袖に戻ったら僕のバディがいました。小池修一郎先生です。(そっちかい!って客席みんなずっこけた) 小池先生がルドルフとして使ってくれたからここまでこれました」と感謝の言葉。最後に袖で捌けるときに、ちょっと迷うように照れくさそうにしながら両手で投げキスしてくれた。ええめずらし…ありがとうねえ…(泣)

最近は小池先生の話をする場所とタイミングを絶対に空気読んで選んでいて、でもその話をしちゃいけないだなんて彼が思っていないことをなんとなく察しています。
なんでしょうね…某事務所の話と随分とダブりますね。色々とご意見はありましょうが、私は彼の信じている世界を信じたいなと思います。
(カテコ動画あがってほしいんだけど、変に部分的にカットしたりしたらそれこそ……だよね。うーん…)


帝劇で古川くんに出会ってから、私の世界も広がりました。
何より、こんなにも心ふるえ、大好きだと思える世界に、大好きな人に 出会えて本当によかったです。感謝しかありません。
これからも彼の挑戦を見続けていたいし、またいつか新たな帝劇に立つ姿にも会えますように。