ゴリゴリにかっこいい望海さんを見たい人には最高だと思う。
役者の持ち味とか良さを引き出す演出とかは、ヴェラキッカにも近いものがあった。
ド派手な演出もキマってた。
とはいえ、私は苦手に感じる部分がまあまあ多いな…という印象でしたね。
冒頭から2.5みを感じる説明ズラズラ〜な歌をサラサラサラ〜〜と甲斐くんが歌いだすし、かと思えばそんなに重要でもなさそうなことを執拗に繰り返し歌い上げるのもなんだかなァ〜だし、
客席を煽ってコールとかさせるのもノれないし、
手動……!??みたいなグルグル回る盆の上の高さのあるセットはなんだかずっと危なそうで怪我なきようにどうか…とヒヤヒヤしたし、
何より私はこの演出家さんのコメディ部分のようなシーンが本当に肌に合わない……ダーウィンヤングは元の作品があったからギリ(それでもギリ)だったけど今作はオリジナルなので、「うん!やっぱり合わんな!!」って確信してしまった。
上川さんのワルい系の役を初めて観たけど、めちゃめちゃハマっててびっくりした!これは収穫でしたね!
役者はみんな、音響のやばい箱でおなじみのブリリアを正面からぶちのめす声量おばけでさすがでした。
というか役者は基本良い、めちゃめちゃ良いので…なんか別の作品で観たいかな~ムーランルージュとかな〜(実際キャストだだ被ってるね)みたいな気持ちになった。
ほぼトートのパロディーみたいな黒い羽根を背負った甲斐くんが降臨してわろた。なんだったのあれ…?またの名を死とか言ってたが??(またの名を黒死病)(いや聞き取れてますよ)
あ、そうだ。
ジャンヌ・ダルクを引っ張りすぎ。「ひとりの少女」って繰り返してたけど、フランスで甲冑つけた特別感ある少女なんて出てきた瞬間に客席はみんな理解するやつなのよ…
で、時代感ある豪奢な衣装の数々の一方で、民衆(だよね?)のファンキーでゴシックなロミジュリダンサーみたいな衣装と時々突然出てくるグラサンやモールなどの現代的小物。
…うーん。
好きな人は好きって感じなんだろうな〜〜
人を選ぶ作品、演出かも。
でも誰からも好かれるものを目指して平均点狙って凡庸になるくらいなら、こだわりもって作られたものが一定の層にだけでも受け入れられているならそれでいいのかもしれないですね。
