観劇納めしたので、ブログで感想を書いてなかったものを一挙に書きました。

年間総括はまた別でやります〜




・ダポンテ

1回目は感想スミ。2回目も見たんだけど、ブリリアだからどうこうということはあまり思わなかったが、とにかく作品が面白く感じられないことが致命的でしたね。男女の恋愛、敬愛、芸術家としての矜持や仲間との絆、描きたいことが全部中途半端でなー


・古川FCイベント

行ったけどじつはあまり感想らしい感想がないなと。楽しいことは楽しいけど…なんかなあ…推し、でかくなりすぎちゃって、もうわたしみたいなのが応援してなくても伸び伸びやってくれるだろうな〜とか思っちゃう。


・少女都市からの呼び声

とにかく今回は無事に大千穐楽まで完走できて良かった!

和製シェイクスピア的な。難しそう〜〜とっつきづらそ〜〜〜という予想よりは、かなりスッと入り込めてちゃんと面白いと感じられたのでよかったです。とはいえ、自担がいるから観ることができるものである、という点は揺らがなかった。今年、違うキャストや箱で同作品を上演していましたが…どうしても足が向かなかった。自担が望むことではないのも自覚してるけど、この物語や世界観を心の底から愛するところまではいけなかったので…自担がいることが担保されないのならお金と時間を使えないという判断になります。…まあ、これは結局だいたいのものがそうなんだよね…作品ではなく人を見ていると言われてもしかたがない。ひとつの事実ですから。


・ムーランルージュ

2回観劇。キラキラ華やかで夢々しい世界。豪華な舞台装置に装飾の数々に強いキャスト。満足したのでたぶん来年は観ません。あーでも甲斐くんを見れなかったのでもしかしたらキャスケガチガチに選んで1回かな…財布と体に余裕があれば。C席はどこで取れますか…!!!??

チケット代の高騰がえぐいですが、今回はB席で全景を、S席で1階前方寄りセンブロという狙い撃ちで取った納得の席なので不満はなかった('ω')帝劇のS席ガチャは推しが出ていてもイヤです…


・劇団ハイキュー!!

2回観劇。いわゆる2.5次元に1万円…これでも最近のやつにしては安いほうか……正直本当にキツイですね。私は主演役者に全振りで観に行ったんだけど、客の大半は漫画やアニメ版の熱心なファンなんですよね。2次元の世界を3次元におこすことに、1万円以上払う価値が本当にあるんでしょうか…と、本末転倒な疑問が……

いや〜6000円以下くらいの席種がないと、最近は観劇のハードルが上がりすぎててねえ…

とはいえ、原作漫画は全部読んだし漫画は稀に見る超超面白い作品だったので、そういう意味では出会いに感謝してる。

あと、これ言うか迷うところだったんだけど、主演と主演の相棒役の二人の滑舌が終始甘すぎて、今後続けるならそこだけは絶対に改善してほしい。がんばれ…!!!


・ファントム

退団後の真彩希帆さんをずっと追ってるみたいになってるなわたし。偶然です。今回は当初はWキャスト別の方の予定だったから。でもホント希帆さんうますぎて最高。この作品(物語)と演出は全然好きじゃないけどね('ω') B席とれたので観ました←


・クンリーコン

推しと上口耕平くんが特にお目当てでした。上口くんが無双してた。最高。おたくの夢叶えたろかスペシャルすぎてビビるよね…素晴らしかったです…!!!あと、しろたんのトートがやっぱり大好きだなと。


・ラグタイム

しんどい系の骨太良作。みんな歌も芝居もすげーうまい。B席なので観ました←


・スリルミー

しっかり狂える作品って貴重。チケット代?高崎の交通費?知らん知らん。

今期もめちゃめちゃ面白かったです。どのキャストもやりきった感がすごくて、3ペアすべて、次回の再演には続投なさそうな予感がする。ヤマコー両方30代に突入したあたりでカムバックいかがでしょうか!?いつまでもお待ちしてます!!!


・シスアク

廣瀬くんのスリルミーからの温度差で風邪引くエディ。おどおどしてるけど隠しきれぬ顔の良さ。メアリーロバートも良かったな〜ちっちゃかわいい!多幸感と人生の尊さを思えるいい作品だよね。再演を繰り返すたびに毎回1回観劇してるけど、見るたびに好きだな〜が増すタイプの強度がある作品。


・LUPIN

予想外というか予想をこえてエンタメに全振りしたハッピーミュージカルでした。ツッコミ入れたくなるようなキャラクター造形や展開や楽曲や舞台装置などもあれど、多彩で多才なキャストの皆様が本気で取り組んでいるからこその絶妙な面白さが出ていて気持ちよく観劇できる。

希帆さんが本当にすごいよ感謝だよ……頭お花畑のやばい女になりそうすぎる言動を、あくまでも清純で信念をもった誰からも好かれる美少女に仕上げているもんね……!笑

古川くんも本当〜〜〜に立派になりましたね…しみじみしてしまう。「調子が悪そうなとき」が以前は明らかに分かったけれど、今はもう毎公演安定したものがお届けされるので安心して見てられる。安定にプラスアルファできるくらい調子いいときもあるのでそういう日に当たると嬉しくなるね。

ヴァルメラ様の金髪のビジュアルが好きすぎて大変でした。ヘキとはこのこと。推しの金髪なんてナンボあったっていいもんですから…!


・たわごと

唐演劇にハマれなかった安田くんのおたくたちでも、この作品には足を運んだという人は体感めちゃ多かった気がします。おたくは正直な生き物なのだ。(安田くんがなんらかの宣伝行為をしたわけではないので、自主的におたくたちはアンテナ張ってただけです)

チケット価格と販売方法、劇場アクセス、公演時間と日程(2時間休憩なし、14時と18時半の開演時間)、…諸々のちょうど良さに加えて、興味をひかれる座組と宣伝。うまくハマるとこういうふうにチケットが売れるというモデルケース。他の主催も見習ってください。

実際面白かったし観て良かった!

揺らぎ、簡単にひるがえる言葉。言い表すことを諦めてしまいがちな感情。それでも、どうにかして踏みとどまって、届けたい、信じたい。…そんな祈りにも似たものを感じた。ある種の予定調和で綺麗事を、確かな熱量で届けてくる脚本と役者の力が光る。

3回繰り返し鳴らされるベルの音の意味と、ちゃんと彼に意味をもって届いたことが同時に伝わってくる演出と芝居もすごかったな…!

全体的に過剰な説明はないけれど、客席にはきっと伝わると信じてやってくれているのが感じられる空間でした。


・ベートーヴェン

3回観劇。(全部B席)

合わね〜〜〜〜〜って初見から思ってたけどWキャスト全員見てみようってことで2回。3回目はもうリリースしようと考えたけどリリースにかかる手間に先延ばしにしていたら当日になってしまったので結局観劇することに。

東京千穐楽12月29日、めちゃ年の瀬の観劇納めでした。ベートーヴェンで第九!季節感ばっちりで良かったです。

2階席上方から舞台を照らす照明によって客席が明るすぎて興を削がれるし、物語の流れやまとまりに欠けてるし登場人物だれにも深く共感できないしで難ありな部分も多々ありつつ、芳雄さんとお花様の圧倒的なパワーと芝居と歌で成立したステージという感じ。デカLEDパネルや豪華な舞台美術に編成大きめなクラシックのオケなど相まって大変華やかで、終演後はなんとなくそれなりの満足感がありました。

あ、1回目と3回目の観劇の際の音響がイマイチだったのは今後改善してほしい。日生でこんなに音が割れたりマイク音が小さくてオケに歌声がかき消されたりするのは珍しい気がしたな…


・TOHO MUSICAL LAB.(書きそびれてたのでTwitterから引っ張って書き足し)

短編ミュージカル2作。どちらもなにやらグサグサ刺さる内容で、だけど軽やかさがあって上質。

『わたしを、褒めて』はバックステージもの。こんなん客席だれもが刺さるでしょ('ω')昨今のあれやこれやがチラつきフィクションとは思えん。みんな幸せになってほしいよ…!褒められたい。わかる。というかみんな褒め合おうや…!コメディっぽい作りだけど、ぶわっと泣けてきちゃう。

『DESK』はアニメーターの世界のお話。「大義」とか「いただけない」とか、ちょっと仰々しい言葉遣いが絶妙なオタク感を出しつつ、「いただく」は物語の最後までキーワードになる。お見事。

とんちゃんがめっちゃ巧い。たいきくんはチャーミングで自然体な感じで憎めないかわいらしさのある役。

2作それぞれ異なる舞台セットがちゃんとあって、どちらも生オケ。DESKは降りものもある。

舞台の内容も相まって、しみじみとものづくりの世界の大変さとか働くこととは…!??と考えてしまった。(勤労感謝の日に掛けてた?みたいな話をどこかで見ました。なるほどなー)

ちゃんと自分を甘やかして、ちゃんとごはんを食べよう、そんな気持ちを改めてもった('ω')

2作とも、照明とか振り付けとか動きとか本当に工夫されてて、短い時間の中にこだわりが詰まってて贅沢だな〜と感じた。造り手の皆様が報われてほしいねホント。

『わたしを、褒めて』の後半の照明の演出で、たぶんクリエ奥上方の裏方のブースを照らし出してたんだと思うの。あれよかったなー