ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』

@よみうり大手町ホール

2021/12/16(木)13:30 太田×牧島

2021/12/19(日)12:30 田代×平方

2021/12/23(木)13:30 田代×平方






今回は新ペアを最初に観たので、そのときにはそこまで感じなかったけど、比べるとやっぱり初演ペアがめちゃめちゃうますぎた。

新ペアは歌唱力もう少し欲しいというのもあるけど、役の解釈とか芝居の部分の説得力が…うーん、なんとなくまだモノにできてない感じがあったのかな…


somlという作品は内容的に、若手をキャスティングする意味があまり感じられない気がしますね。(話題性、興行という意味は勿論あるんだろうけど)

(よく比較対象的に挙がるスリルミーはミステリーの手法で描かれるのでエンタメ性が強いけど、somlはドキュメンタリーみたいな。過去に対しては事実の再生に終始している印象です)




12月19日のマチネが、わたしは今期の田代平方ペアの初見でした。


…しんどかった………


Twitterでも書きましたが、

…これを観るタイミングとしては最悪の日というか…とくに演じる側のメンタルを心配せずにはいられない日でした……


実際、冒頭ひとりで出てきた平方トーマスの目は最初から真っ赤で、

元基くんが舞台上でこんなにガタガタにみえたのは初めてのことで見ていて胸が苦しかったです。

アルヴィンが出てきて、やっと少しずつ落ち着きを取り戻していった印象。

元基くんのスリーピーススーツの麗しさや足の長さを感じられたのは、幕開けから15分くらい経過してからでした。いやもう冒頭はもう…わたしになんらかの権限があったらストップかけたいくらいだったので…



幾度もひゅっと息をのむ客席、
嗚咽があちこちからひびく終盤


誰にとっても荒療治って感じだった…な…



ふたりに対しての鳴りやまない拍手の中でアフトクが始まることになったので、もっくんがさぞ出づらかったと思います。


アフトクでは天使をなでてパワーもらってると意気投合するふたり、

「アルヴィンも最後まで精一杯生きたと思います」という言葉でアフトクを締めた万里生さんの思い。


23日に観たときは、ヒリヒリした印象よりも柔らかさとあたたかさを感じました。

途中、オケの指揮者さんに向かってハグしたり電飾手間取ったり、カテコでくすぐってみたりと万里生さんは彼らしいのびのびとした姿でした。


荒療治は、ただしく作用しているといいな…

無理や無茶になっていないといいな…



クリスマスに千穐楽。
再再演も決まっているようですが、楽曲も役者も素晴らしいけど個人的にはそんなに短期間に何度も観なくてもいいかもしれないなーという気がしました。
ちょっとやっぱり、しんどかったので。