ブロードウェイミュージカル
「IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ」
2021/04/24(土)17:00
Cチーム
ウスナビ=平間壮一
ベニー=林翔太
@TBS赤坂ACTシアター








直近に観たこの公演のインパクトが、ちょっとあまりにも強かったので薄れないうちに感想を書いておこうと思います。
もうね、めちゃめちゃ素晴らしく、よかった。


4月24日、緊急事態宣言の前夜。
ライブエンタメ界隈が幾度目かの激震に見舞われ岐路に立たされていた、まさにその日。
偶然取っていたチケットがこれでした。

モーツァルトでもスリルミーでもなかったことはかなり不思議で、できることなら私はそちらに行きたくて水面下でリスケできないか少し考えたりもしていましたが、最終的には
廻り合わせに従い、
この手元にあるチケットの座席を埋めに行くことにしました。

様々な公演が中止発表をしていく中、「夕方以降に発表します」という告知のみで24日の昼公演を終えていたインザハイツ。
さすがに夜公演前には発表されるかと思ったものの、それもなく、開演前の劇場ロビーには独特の緊張感がありました。
そして1幕が終わり幕間。
Twitterも公式サイトも動きはなく、
そのまま2幕へ。

幕が開いてすぐ、
空気が違うことに肌が震えた。

こんなに、
こんなにも
伝わるものなのかと。

ぼろぼろ泣いた。
悲しい物語ではない、
むしろ若者たちのパワーに満ちた作品なんだけど、でも、カンパニーの思いの強さに胸を打たれて涙が溢れた。

だから、
カーテンコールで平間くんが再演を願う挨拶をしながらも「明日も明後日もある」というような話をしたときはむしろ「?????」となってしまった。(明後日は言葉のアヤか本人の勘違いですかね)
結局、今日を千穐楽とは言わなかったから、じゃあどういうことかと終演後にすぐに調べると、「明日25日の2公演をもって千穐楽」と発表されていました。
3月末からのツアー公演の最終地が東京で、本来は28日までだった。完走まであとほんの少しだったのに…、とはいえ1日猶予が勝ち取れたという形だったと言うべきなのでしょうか。

でも、2公演あっても、Wキャスト4名のうち林くんだけが明日の公演にはキャスティングされていなかった。

だから、カテコで林ベニーが出てきたときにキャスト一同から歓声のようなものが沸き上がっていたんだと、あとから納得しました。
でも、それ以外は、これが千穐楽そのものという熱量でした。それくらい、カンパニーがひとつになって作り上げていたし、林くんの千穐楽を惜しんでいたんだなあ…と、うん。しみじみしてしまいますね。




ケヴィン役の戸井さんのブログが素敵なのでぜひ読んでみてください。




あとジャニーズWebに登録してる方は林くんのブログもぜひ読んでほしいです。
推せる~~~~~!
いやーまたひとり気になる役者さんが増えてしまいましたね。前からいいなあとは思ってたけど、さらに。
すごかったです林くん。

ラップミュージックや激しいダンス、移民の集まるコミュニティ、
取っ付きにくい気がしてしまうような題材が、するりと体に入ってくる感覚が新鮮でした。
立ち位置的にも林ベニーは物語の緩衝材のようでもあり、かと思えばセンターでスポットライト浴び物語を弾き出す役にもなる。
推せる~~~~~~!!


ケヴィンとカミラ、その娘ニーナ、
この家族がまた、よかったですね!
観ている側もフラストレーション溜まるような、頑固で自分ひとりで抱え込んで勝手に決めてしまっては互いに反発し合うケヴィンとニーナ。
そこに未来優希さん演じるカミラがとうとうブチ切れながら歌うナンバーがかっこよすぎた。代弁者すぎた(笑)

「黙って!話を聞きなさい!あなたは、あなたも、黙って!頭を冷やしなさい以上!」

そんな歌です。

「頭を冷やしなさい、以上!!!」という歌詞で、本当に終わる楽曲。超しびれた。


石田ニコルちゃんのヴァネッサもよかった。似合ってた役だし、歌の高音が綺麗に出るようになってて驚いた!フラッシュダンスのときからの成長すごい。


平間くんのウスナビは、まさに作品さながらホームとなる柔らかさとあたたかみがあって、尖った個性やファッションや思想がぶつかる中でもニュートラルで清々しい。



Wキャスト含め同じメンバーでの再演がいつか叶いますようにと願います。

そのときには、今回観られなかった人たちも気軽に劇場に足を運べて、客席からも歓声をあげられるような世界になっていますように。