ミュージカル『モーツァルト!』
5/27(日)17:45 @帝国劇場
2日目。Wキャスト初日。
とうとうきた、
古川雄大ヴォルフガングの初日でした。
⚠️以下、ネタバレしてます⚠️
赤いコート。
帝劇0番の重み、
1幕ラスト、影を逃れて
足が細すぎる、汗が滝のようで、こけた頬を顎を伝って落ちていく
夢のようだ。
あっバク転した…うえぇぇ
見たことのない表情と動き
命を燃やして駆け抜けていく
なんだかポエムみたいなものを先に載せましたが、この赤文字にした部分は1幕が終わり幕間に椅子から動けず涙目で息も絶え絶えになりながら、打ち込んだものです。原文ママ。
あとから読んだらなんのこっちゃ、という感じはあるけどリアルな私の感情が、少なくとも私は手に取るように分かるし記憶しておける文章なので残しておくことにしました。
というわけで、大好きなひとの帝劇主演デビューを見届けてきました。
一夜明けて、会社で仕事をしながらも上の空で、頭の中を鳴り響く音楽と、フラッシュバックする彼のヴォルフとしての表情の数々。
初めて彼のルドルフを見たあとの頃の私を思い出した。
それくらい、いや、
それ以上に衝撃的でした。
じわじわと、私は凄いものを観たんだ、という実感が沸いてきています。
勿論、幕間も終演後も感無量だったけれど、それ以上に一晩、二晩と経った今、たしかな手応え………なんというのかな、
古川くんの芝居って、「いわゆる歌うようにセリフを言う、セリフのように歌う」というところともまた少し違うと思うんです。
生きた言葉を喋って、一本ピンと張られた糸の上を役の感情のままに進む、歌も、動きも表情も。
圧倒的に腑に落ちる芝居なんだよなぁ、と思います。
舞台上にいる、役を生きているときの彼のことが私はやっぱり何より好きなんだと改めて実感しました。
……すみません。
これではずっとポエムになってしまう。
ツイッターにもう少しまともに書いたのでそちらを引っ張りつつ、続けます。
燃やし尽くす命のきらめきが眩しいばかりのヴォルフでした。特に2幕が圧巻。純粋に音楽を求め、ゆえに様々な人とうまくいかなくなり、「才能そのもの」よりも「才能があったこと」に囚われていたような雰囲気。だけど最期にそ
のギフトを抱き締める…ぼろぼろ泣いた…
「天才」だけど人間らしさが溢れていた。
抱き締める、は物理ではないですが。でもそういう生きざまだった。最期まで鮮やかにきらめいていた。役だけど、人生だった。生きていた。
歌唱も不安なかった。大丈夫って信じてたけど驚いた……!予想以上だった。
フィナーレのシャウトは山崎ヴォルフのオリジナルだったようだけど。「残酷な人生」とかはまだまだ伸びしろあるな!とかちょっと思ったけど。
前半の芝居の間とかも、たぶんこれからもっと良くなると思う。
くしゃっと笑う顔がめちゃくちゃかわいい古川ヴォルフ。動き方や立ち姿も今までの彼にはあまりないものばかりで新鮮だった。
1幕終盤にバク転をさらりときめる姿にのけぞった。いやあなた……運動神経いいのは分かってたつもりだけどマジか……マットもないような舞台上で芝居したり歌ったりしながらくるくる回るのなんて、一部のジャニーズだけだと思ってたよ…
レクイエムのシーン、「パパのため?」のあとに声が……聞こえないけど間違いなく声が聞こえてきた。古川雄大の真骨頂すぎた。やはり転げ落ちるように死へ向かうのとか専売特許なのでは……(笑)
「それとも」までは、マイクに乗らなくても完璧に分かるくらいだったんだよね…はーしんどい。(褒めてます)
パパが亡くなってからフランス革命までの流れがもう本当に本当に本当に……っ、何あれやばい。やばかった。正直まだ噛み砕けてないというか、ストンストンと全部が落ちてきて納得されられてるんだけど、でも混乱する。凄まじかった。その流れのままの先に魔笛作曲があるのも……もう頭抱えてしまいたくなる……すごいんですよ私の推し……
失礼しました取り乱しました。
とにかく混乱の中で脳髄にぶちこまれる古川ヴォルフガングの最期の最期。そしてフィナーレ。
私、生きててよかったなあ……このひとに出会ってよかったなあ……としみじみしてしまった。
カーテンコールの最後に出てきた古川くんは、それでも私の知っている古川くんでした。
充実感とか、主演の風格とか、そういうものよりも、「これから反省会するんだろうな」と真っ先に思ってしまった。だってそういう顔だったもの。「なんとかやりきった」というひとつの到達点にたどり着いたことと、最後に出てくるキャストというところには感慨あったんじゃないかと思うけど。
0番だけど腰が低くて、どこかまだ不安げで。笑顔はほんの少しだけという感じだった。
でもこのM!のカテコは全員お手振りするという決まりごとがあるようで。やってたけど、なんだかぎこちないし。笑
手放しで全部を褒めようとは思わないけど、そのぶんここからどんどんギアが上がっていくんだろうなという期待が大きい。
この初日は、ファンが固唾を飲んで見守りすぎていたから。1幕最初の「僕こそ音楽」で割れんばかりの拍手がおきたのは、応援の意味も大きかったと思うんです。
だから、ここから。
この先がきっと本当の勝負になってくるんだろうな。
どこまで彼は昇っていくのだろう。
心から楽しみです。
どうかどうか怪我なく事故なく実りの多き日々となりますように。
