娘宅の引越しがなんとか終わった。
引越しと言うより、荷物の搬出が終わったと言うべきか。
彼女達は一週間我が家に滞在した後、来週火曜日にドイツへと旅立つ。
とりあえずマンションは空になり、昨日一日がかりで掃除をしてきた。
ものすごい掃除であった!
もう腕が上がらない。
私は、今日から我が家に預かった荷物を予定している場所におさめ、予想より大量に持ち帰った食料品や各種洗剤や生活用品の残りを仕分けて収める作業。
そして数日間7人分のおさんどん。
彼らが旅立つまではおよそ日常生活には戻れない。
娘は昨夜は夫が敷いておいてくれた布団にバタンキューと死んだように倒れ込んでいた。
埃まみれの身体で
深夜起き出してお風呂に入っていたようだ。
我が家で数日身体を休め(最後の買い物とディズニー行きが残っているが)、あちらへ着いたらまた向こうの暮らしの立ち上げで怒涛の日々だろう。
婿殿は今朝6時ごろ出て行った。
(誰も起きなかった)
渡独の前日まで仕事へ行くようだ、社畜!
空っぽのマンションに寝袋持参して泊まり込んだ方が楽なのにね、と娘。
マンションから職場は15分ぐらい。
我が家からは1時間半。
孫らは昨日まで通学したが、今日からは無所属の小学生。
我が家でゲームとテレビと漫画三昧か。
ウロウロしてると、「学校は?」と言われちゃうよ、と。
私の人生の中で、何が一番疲れたかと言うと、やはり引越しだ。
引越し前の荷造りとその他諸々の作業、諸手続き、送別会の嵐(ありがたい事だけど)。
引越し後の荷解き、片付け、諸手続き、学校関係。
すっかり落ち着くまでには前後三カ月ぐらいかかる。
そうしてやっと通常生活に戻れるのだ。
何十回も引越しを経験しているが、一度だけ、引越し後に過労で倒れ救急車のお世話になったことがある。
血圧が上がり、過呼吸になって、一晩点滴などの処置ですぐに回復したが、トイレの中で倒れたあの経験はトラウマだ。
なので娘の健康も大変心配ではある。
孫らがドイツ暮らしに適応するか、いろいろ大変だろうとこれも心配。
昔の自分たちの経験を思い出して、心配は募るばかりだ。
だが、それでもやっぱり『私ごと』ではないな。
昔、何度も何度も経験した引越し、新生活の立ち上げ、今回は送り出してしまえばもうそれで終わりだ。
手伝いにも行けない。
娘得意のギックリ腰になっても熱が出てもヘルプに駆けつけられない。
気楽と言えば気楽だけれど、なんだか涙が出そうではある