全国的に寒波だとか雪だとか強風だとか荒れ気味の天気のよう。
用事はなるべく避けて家にいた〜いとなっているが、病院やなんやと用があり着込んで出かける私。
地震後まだまだ大変な思いをなさっている方々に想いを馳せれば、日常をつつがなく過ごせているだけで幸運だと思う。
せめて穏やかな天気であれ。
一日も早く平穏を。
義母の祥月命日が近いので夫と墓参りへ。
高速道路を走って1時間40分の道のりなので、年に数回の行事になっている。
花瓶の中の水が凍っていた。
実は17回忌である。
姉たち初め親せきとは4年前の13回忌の法事の時以来会っていない。
直後にコロナの嵐に見舞われた。
それまではお彼岸には待ち合わせて一緒にお墓参りに行っていた。
夫は4姉弟の末っ子だから、皆そこそこ高齢だ。
用心に用心を重ねた4年間であった。
17回忌をどうするかという話になった。我が家は、法事と言ってもお坊さんに来て頂かず、自分たちだけでお墓参りをして食事会をするというやり方でずっと来ている。
なので、寒い1月は病気にかかりやすいとか悪天候などの可能性も高いので、3月ぐらいにやりましょうということになった。
その方が参加できる人数も増えるだろうと。
そんなわけで、昨日はいつものお墓参りと同じように夫と2人だけで出向いた。
道中、何かの話からふと夫が言ったこと。
「考えたらあなた、よく姑と同居の家に来たねえ、抵抗なかったの?」
結婚して38年。
えー? いまさらー?
そんなことを言われたのは初めてだ。
依存心の強い義母が重かった時代、邪気のないお嬢さま育ちの姑の存在にただ気持ちが塞がれていたあの頃に、言ってくれたら良かったのに。
いや、そんなこともないかな。
全てはたられば。
お互いに口に出して言いたいことを言っていたら、たぶんあの時はダメだったと思うな。
30年ぐらい前の話。
今はそれがわかる。
今は、かなり言いたいことを言い合っている。
アラカンとアラ古希の夫婦。
冬のお墓参りは、道中ずっと富士山を愛でながら走れる。