月に一度のピアノレッスンの帰りに、練馬区にある牧野記念庭園に行ってきた。

朝ドラ「らんまん」が終わって3カ月以上たちそろそろ混雑もなくなったのでは?と思い、たまたまいつも帰りに寄る友人の都合が悪かったので一人で行ってみたのだが、庭園はやはり枯れ野原だった。

そりゃそうだ、真冬だもんね。



ひと頃は大泉学園の駅から庭園を目指す人たちの列が長々とできていたという話を聞いた。



友人に「小さい庭園だからそこまでの期待はしないように」と言われていたので、特にガッカリはしなかった。

また桜や新緑や紅葉など良い季節に寄ってみれば良いしね。

そもそも牧野富太郎さんのおうちの庭だものね。

採ってきた植物を嬉々として植えた、彼らにとっては夢の城だったそうだ。

スエさんがスエさんの才でお金を貯めて買った土地なのよね。



併設されている記念館と書斎は小さい建物だが、興味深い展示物ばかりでとても良かった。

ドラマを楽しんで観ていたので、本物の牧野富太郎さんやスエさんの写真を見ても、浮かんでくるのは神木隆之介くんと浜辺美波ちゃんのお姿だったけれど。



富太郎さんの人生、事実はドラマよりももっといろいろあったらしく、まあネットで仕入れた情報なのでそれもどこまで真実かわからないのだが、スエさんはよくまあおやりになったことよねと、明治の女の忍耐力を思う。

野っ原だった練馬に庭園付きの家をスエさんの力でお建てになったのに2年後に亡くなってしまうとか、、、。



富太郎さんはその後は、3人の娘さん達を初め多くの方々に世話されて94歳まで研究を続けられ生きたというのに。







胸像とドラマにも出てきた「スエコザサ」




天気が良くて空が青い。

巨大な松とギンナンが絡み合う。



メタセコイア、好きだなあ、凛としてる。




記念館




植物学者の才能と画家としての才能 




神木君が持ち歩いていた採集バッグ



昨年、再現された書斎

ひ孫さんがほぼ同じと仰ってた(ドキュメンタリー動画にて)




蔵書の一部。

どこに何の本があるか全て把握なさっていたとか。

本当に?



ひときわ高い木、何だったかな?




この屈託のない笑顔!