武田信玄・勝頼に仕え、重臣であった馬場信春。信春の墓所は、彼が元亀元年(1570)開基したという曹洞宗白砂山自元寺にあります。
自元寺の総門は信春の屋敷から移したものと伝わっています。門には信春夫人の父小田切下野守の家紋があるそうです。
自元寺に伝わる馬場信春の法名は、「乾叟自元居士」。
馬場信春はもともと教来石氏で、甲斐・信濃国境付近の武川衆の一員であったといわれます。のちに信玄の命で、断絶していた武田重臣の馬場氏を称したといいます。
住所:山梨県北杜市白州町白須
写真撮影日:2008年3月31日
参考資料など:現地説明版・武田氏家臣団人名辞典・武田氏年表/編 武田氏研究会など