『ガタカ』という映画をご存知でしょうか?
ざっくりあらすじを言うと、遺伝子操作が一般化し、多くの優秀な人類で形成される社会で、遺伝子操作なしで生まれた一般人の主人公が、宇宙飛行士になるという夢を諦めずに、自分の可能性を信じて努力を続ける、という物語です。

私の大好きな作品の1つで、遺伝の影響の大きさも、努力は人生を好転させることも、ともに信じています。

元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんのお母様である杉山芙沙子さんの、錦織圭選手のご両親へのインタビュー(こちらの論文です)を読んだことがあるのですが、錦織選手が小学生の頃、杉山さんは錦織選手のご両親に次のようなこと話したそうです。

『大きい器の中で育ててあげてくださいね。小さい器を用意して、いっぱいになったら大きい器を用意するのではなく、最初から大きい器を用意してあげてくださいね』

錦織選手のご両親はこの言葉を心がけ、錦織選手に「プロ」ではなく「世界」を意識させたとのこと。その後の活躍は皆さんご存知のとおりですね。

正直なところ、私の息子ですので、息子たちには申し訳ないですが、遺伝子レベルでは凡庸なのだと思います。

その諦観の念が、息子たちと接するうえで、ストレス低減の一助となっている面もあります。

ですが、植物に例えるならば、種の品質や成長に過度な期待はせずとも、陽当たりのよい場所と大きな鉢を用意し、惜しみなく水を与えることは意識したいなと思います。