13日からお盆休み。
休みといっても、私の休みは母のところに行くこと。
本当は映画や美術館に行ったり、どこかに旅行に行ったりしたいところですが、一人暮らしの母のことを思うと、そう自由に動けません。
何処かのところで母に縛られていて、親離れができていないのかもしれませんね。
今回は、夫も3日間だけ一緒に行きました。
まだ私たちが若かったころは、夏になると寸暇を惜しんで母の家がある三浦海岸に行って、海辺で過ごしていました。
夫は、潜り専門で、サザエやとこぶし、青柳などの貝を取ったり、タコをついたり、それこそ真っ黒に日焼けして夏を楽しみました。
ときには友達も大勢泊りがけでやってきて、海で遊んだり、バーベキューをしたり、マージャンをしたり、もちろん飲み会も。
もちろん仕事も人並み以上に忙しくやっていましたので、よくもそんなエネルギーがあったものだと思うほどに、夏は私たちの天国でした。
そのうちに姪や甥たちが大きくなると、今度はその友達が大勢来るようになり、私たちの出番はだんだんと無くなり、海は遠くに行ってしまうようになりました。
それでも、母や父は70歳くらいまでは海で泳いでいたと思います。
もちろん二人とも水泳は得意で、海で泳ぎたくて三浦海岸に家を建てたのですから…
今回も、夫は3日間、一日中ではありませんが、海にビニールの椅子をもっていって、泳いだり、浜辺で寝そべっていましたが、潜りはしませんでした。
そして私は、いつものように野良仕事。
せっせと畑の草抜きをしました。
特に今回は、余りに成長の激しい草との戦いに疲れたので、母がテレビの通販で観た草刈機を買うと言い出し、私がそれを頼まれたのですが、通販より実物を見たほうがいいと思い、近くに新しくできたホームセンターで求めた草刈機を初めて使いました。
草刈機といっても、重油で動かすような本格的なものではなく、電気で動かす素人向けの簡単なもの。
本格的な草刈機はとても私の手に負えません。
そしてその簡単な草刈機を今回初めて使用しました。
いつもは私は鎌で刈っていますが、植込みの下のなどはもぐりこんで刈らなくてはならないので、それは大助かり。
思ったよりよく刈れたので、嬉しくなって、次は畑に。
1週間前にかなりきれいにしたはずのところが、もう草でいっぱい。
気合を入れて、支柱を動かしていると、モーターのあたりから黙々と煙が出てきました。
説明書通りに、ある程度モーターを冷やす時間はきちんと取ってやっていたのですが、それでもかなりの負荷がかがったのでしょう。
モーターを手で触ると熱くなっています。
そして覚めるのを待って再び使おうとしましたが、うんともすんとも、歯はまわりません。
要するにオーバーヒートをしてしまったのです。
使い始めて1時間もたたないのに…
それで、ちょうど来ていた姪にホームセンターに連れて行ってもらって、確認をしてもらうと、
私の方が何も詳しいことを言わないうちに新しい草刈機をもってきて、いとも簡単に交換に。
店員は驚きもしない感じで、私の方が調子抜けしてしまいました。
それからは、そろり、そろり。
丁寧に使うことにしましたが、それなら手で抜いた方がよっぽど早いので、丁寧にというよりは、ほとんど使わずじまいになってしまいました。
いま夏野菜は、キュウリはもうおしまい。
なすは、一時は葉が殆どダメになりましたが新しい芽が出てきて、秋茄子の最盛期。
トマトは今年は本当によくできて、真っ赤に熟れた美味しいトマトがたくさん取れています。
ミニトマトも驚くほどの収穫量です。
ゴーヤはいまいち。
花は咲いているのですが、実が小さくて、あまりよくできません。
その他、オクラやインゲン、ピーマンも最盛期。
へちまも小さな実をたくさんつけているので、これからどんどん大きくなると思います。
今回は、草抜も頑張りましたが、秋野菜の準備のために、空いているところを掘り起し、石灰と混合肥料をまいて整えました。
結局、13日かに4日間、私は朝から夕方日の暮れるまで、畑仕事に没頭。
母のための食事作りもおろそかになるほどに、働きづめの4日間でした。
そして、今日、ほんの少し、海に出てみました。
太陽はぎらぎらと暑かったですが、吹き抜ける風の気持ちよかったこと。
でも、かつてのように海水客の賑わいはなく、海の家も、母の家の前の海岸はほとんどなくなっていて、若い人たちがそれぞれに持ってきた色とりどりのテントの下でバーベキューを楽しんでいました。
そういう光景を眺めるのもまたいいもの。
風に乗って流れて来るバーベキューの香りをかぎながら、しばらく浜辺に腰を下ろして、若い人たちの楽しそうな様子を眺めていました。
植込みの下の草はすいすいと取れます。でもこの後オーバーヒートしてしまいました。
かつては大勢の海水浴客でにぎわいましたが…今はまばら
水はとってもきれいです
遠くに見える岩の周りは砂浜ではなく、岩場になっていて、絶好の貝採り場でした