驚きが足りない「ジョナサン ふたつの顔の男」2019(36) | Mの映画カフェ♪

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Jomathan
2018年 アメリカ

監督 ビル・オリバー
主演 アンセル・エルゴート、スキ・ウォーターハウス、マット・ボマー、パトリシア・クラークソン他

このポスターを見た感じでは
一人の人間の善と悪の対立、的な印象ですが

そうではなかったですね…

設定は突飛ですが、怖くもないしサスペンスが盛り上がる訳でもない。観念的でもない。

「SEARCH」や「GUILTY」のような面白さを期待するとハズレです。

怪しげな医者がパトリシア・クラークソン(「マイ・ブックショップ」のガマート夫人!)で、もう少し何かあるのかと期待したらそうでもなく
最後も「ふーん。そっかぁー」という感じ


良い点としては
・画面に緊張感があって、眠くはならなかった(重要!)
・アンセル・エルゴートが出づっぱり

主要な人物が少なく、空間も限定されているので舞台劇にしたら良いかも知れない(面白くはないけれど)。

ジョナサンとジョンの運命を変える、エレナ役のスキ・ウォーターハウス、「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」にも出演していたんですね。
可愛いんだけどなんか安っぽいというか、この役に魅力がないのも良くなかった点。

アンセル・エルゴートはいろいろ頑張っていましたが、周囲の人物描写に深みがないので、盛り上がらない。

アンセル・エルゴート
出演作に不安がありますね。スピルバーグの「WESTSIDE STORY」にも出演(主演?)するらしいです。

出口で気がついたこれ、

フラッシュをたくと

悪人風だけど、そんな話じゃなかった…。

(7月10日 新宿シネマカリテ)