「ぼくのエリ 200歳の少女」 | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など


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暑い中、T.Y.ハーバーでランチナイフとフォーク
ふだんはテラス席から埋まってゆくのに、なんと、「店内が満席です」と言われ…
冷房の効いた店内を狙っていた私たち、みんな考える事は同じなのねと納得をして

テラスで汗を流しながらビールガーン

スペシャルエールがなんと、トマト!
試しに飲んでみたところ…フルーティーで爽やかビール
トマト味のビール、ンマイ♪

ついでに
気合いを入れてTSUTAYAまで歩き(気合いが必要)
「ぼくのエリ」をレンタル

めったにレンタルしない私ですが、どうしても観たかったので…

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監督
トーマス・アルフレッドソン
主演
カール・ヘーデプラント
リーナ・リアンデション

「モールス」と同じ原作の、スウェーデン版

細かな点は少し異なるものの、物語の進み方が、驚くほど同じでした。

まるで

同じ脚本で二つの演出をしたかのような…

だからこそ、
「ぼくのエリ」を先に観た人は「エリ」の方が印象に残り

「モールス」を先に観た人はエリを物足りなく思う…
少数派でしょうが、私は実はこちら

エリの方が説明が少なく、例えば父娘の関係や
周辺の住人、父娘を疑う警官
このあたりがかなり違う点。

子供のイジメもモールスの方が強烈で

最後のプールのシーン、
エリではあら~あらら…という感じだけれど

モールスでは、不謹慎ながらスカッと感がある!

男の子の家庭の状況、追い詰められ方に説得力があり、最後の行動へのモチベーションとなる…

何より異なる点は

ホラー感!!

コワい映画を観たかった私はモールスのドキドキ感に満足、いやもう少し脅かしてくれても良かったかなぁと

エリでは
ホラー度が低いのに、わりと残酷というか

そのあたりが、陰鬱な暗い物語として(わかりにくさも含めて)
魅力なんだろうなぁと…
ある意味怖いガーン

私もこちらを先に観ていたら、感想がまた違ったと思われます。

そうそう
ホラー度と並んで違う点は
主人公の二人。
エリは黒髪に黒い瞳でエキゾチックな
どことなく、古いおもちゃ屋の埃っぽいウィンドウに飾られた異国のお人形のよう。

対照的に金髪(前髪パッツン!)に透き通るような白い肌の少年。


両作品、比べてしまうのは仕方ないとしても
どちらも面白かったです!
グッド!キラキラ