私は
Jくんの闘病中

自分も
なんらかの病気に罹っていると
勝手に思い込んでいたから


Jくんが先か
私が先か…

と本気で思っていた…


そんな極限状態で
Jくんを失ってしまい



放心状態絶望に陥った私を



周りは
良からぬ事をしでかすのではないかと

ヒヤヒヤさせて
しまっていたらしい…




うまく説明できないけど…


そのときの私を言葉で表現すると

“壊れた”

が 1番しっくりくる…かな…?


『死にたい…死にたい…』
って言ってるときは

まだカワイイもんで



自分で死ななくても
“死”は
すぐそこにあるような気がしていた



だから
いつ逝っても夫が困らないように


私がして欲しいことを

遺言を

繰り返し言っていた



​お葬式はしなくていいからね。

誰にも知らせなくて
いいから。

お墓もいらない。

お骨の始末に困ったら
できたら
LちゃんJくんのお骨と一緒に
海にでも散骨して

なる早で
身軽になってね…




私は
風の便りで

“きのこ○年前に亡くなったんだって”

って届けばいいと思ってる



聞いたとき
驚くけど、悲しいけど、

ちょっぴり涙なんて
してくれちゃったり
するかもしれないけど…、


わりと早めに
気持ちが
もとの日常に戻れるかな…って。



夫に何も言わないで
死んじゃったら

一般的な…

やれ、お通夜だ

やれ、お葬式だ

やれ、何ちゃら法要だ

納骨だ
ってやらなきゃいけなくなっちゃって


律儀な人は
参列してくれたり

お墓参りだって
してくれちゃったり
するじゃん?


もしかしたら


各地に散らばった友人達に
悲しみと余計な+αをさせてしまう



その度に
悲しみに包まれて

思い出して
また涙して、切なくなって…

この途方に暮れる
メンタル崩壊する行いを



夫に
友達にも
させたくなかった




考え過ぎ…
と言われればそうなんだろうけど…



実際に経験して
思ってた以上の…
そのはるか上いくダメージだったから
間違ってはいなかったけど…



でも…



⌘ ⌘ ⌘





死んで数年経ってたら

え〜ハッポーン
って思うけど

“死んじゃったんだ…悲しい
で済むでしょ?
えッ…済まない…か?


って兄嫁ちゃんに言ったら


汗うさぎハッ『え〜‼︎私だったら悲しいな…』
『嫌だな…数年後に聞くなんて…』



ニコニコ汗『10年以上も、全く
何も連絡取り合ってなくても?』

『夫くんなんて、もっとかも…』

モハヤトモダチジャナイ…⁈


『—————汗うさぎあせる




絶句させちゃったけど…


兄嫁ちゃんの意見が
一般的なことは
重々理解してる




でも…

最期の選択に
私の遺言を選んだ夫が



私達の “正解” なんだと思う…