18.「神様は三代を持つことができなかったのです」 | 御言 missing link

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 先回、最後に、
「絶対『性』」という御言は
「アダムとエバが個人完成した土台の上で結婚し、初愛を結ぶとき、神様がそこに臨在される」
 という考えを中心として理解する必要があるということを申し上げました。
 そうすると次に大切になってくるのが、その家庭から出発する血統ということになります。そのことは、先回提示した御言の中にも記されています。

「純粋な本質として、永遠なる真の愛を中心とした基盤から生まれたのが生命の本宮です。その次には新しい血統の本源地であります。どこが本源地ですか。私が教主の先生なのに、はっきりしなくてはいけません。どこですか。(「愛の器官」)その生殖器は何の為に生じているのですか。金某のために生じたのではありません。天地の大道のために、天地の大摂理の経綸のために、自分に下さったのです。ですから、純粋な血筋をいかに残すか、純粋な血筋を願う前に、純粋な生命、男性の生命、女性の生命をいかに持つかということが問題であります。いくら悟りを開いたと言っても、これができていない人は天国に行けません。私は全部調べてみたのです。純粋な生命から、純粋な生命は純粋な愛から来るのです。このようにして、霊的世界に神が主導するその国において、愛の生産工場として残してくださったのが人類の家庭制度であるということを知らなければなりません。深刻なのですね。」 (祝福63号 P31~32 世界統一開天国の関鍵とは何か 1989年10月3日 リトルエンジェルス)

 文先生は
「生殖器は新しい血統の本源地」
であり、
「霊的世界に神が主導するその国において、愛の生産工場として残してくださったのが人類の家庭制度である」
 と言っておられます。
 そして、次の御言では、その血統の確立のために、
「三代である四位基台の完成つまりアダム家庭の完成」
 が成されなければならないとも言っておられます。

「ですから、救いの摂理の目的は再創造の家庭を通して、堕落する前の神様の創造理想を探していく道でした。その創造理想が神様の前に真なる孝子となり、家庭で神様に侍り、同じ父母、同じ孝子が暮らしていく家庭を失ってしまいました。神様が一代目とすれば、アダムは二代であり、その息子・娘は三代ですが、神様は三代を持つことができなかったのです。
 神様は歴史以来、人間が堕落することによって、直系の子女を持とうとしたすべてのことが破綻してしまいました。ですから、三代である四位基台完成がアダム家庭の完成ですが、息子・娘まで生まなければなりません。縦的な基準でアダムとエバが相対になり、アダムが先祖となって、横的な面の相対が現れなければならないのです。アダムを中心として息子・娘が増えることによって、地上に平面的世界を拡大しようとしたのが創造理想でした。それゆえ、神様が一代ならば、二代までは神様に属していましたが、二代後の三代が神様に属せなかったのが堕落だという話です。
  (ファミリー95年2月 P18~19 真の父母様の勝利権を相続しよう 1995年1月1日 ソウル本部教会)

「神様はアダムとエバを愛しましたが、孫を愛してみることができませんでした。それは事実ですか、うそですか? 過去の神様が現在のアダムとエバも愛し、未来も愛してこそ、蘇生、長成、完成を連結するのです。この三時代を経て連結されるのです。この孫は父母の愛も受け、おじいさんの愛も受けます。それゆえ、過去の天国と現在の天国を相続することができるのです。年を取ったおじいさん、おばあさんの願いが何かといえば、息子より孫を愛することです。 (ファミリー94年9月 P31 理想家庭は平和と統一の基地 1994年7月24日 ベルベディア)

 文先生がこの中で言っておられる
「三代である四位基台の完成つまりアダム家庭の完成」
 を、愛を中心とする概念として説かれた御言が「四大心情圏と三大王権」ではないかと考えられます。次回およびその次の2回にわたって、この「四大心情圏と三大王権」について触れてみようと思います。

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