105.神山先生の講演から (4) | 御言 missing link

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 神山先生の講演では、「文先生がすべてを成して聖和されたということに対する疑義」が語られていますが、今回はそのことに触れてみたいと思います。
 次は、神山先生の言葉です。

「メシアとはどういうお方か! 何故お父様は聖和されたのか? 皆さん、聖和されたことに対して嬉しいという思いがしますか? 霊界に行ったら喜びの世界ですね。
 しかし、お父様が聖和された、そのことに私は喜びと感じないのです。本心が喜ばないのです。何故お父様は基元節を目前にして聖和されたのか、どんな思いで基元節を待っておられたかわかります? D-DAY、D-Day、ノルマンデイー上陸作戦?
 D-Dayとなる基元節のその日をどんなに待っておられたか。お父様はその基元節を目前にしてその日を迎えられなかった。ちょうどモーセがカナンの地を目前にして60万の民を率いてカナンの地に入らなければいけないのに目前にして入れなかった。お父様も基元節という神の国出発の日を目前にして基元節を生きて迎えることができなかった。そして霊界に行かれた。
 ある人たちはこう言う。お父様は全てを成した。全てを成した。では、お父様が全てを成したというのなら何を成したというのか。何を成したと言うの? 真の家庭がどこにあるの? 真の国がどこにある? お父様がどんなに深刻な立場で国を求めたと思います? 真の家庭を求めたと思います? それがどこにありますか。私は正直に言う! ある人達は真の家庭はあるじゃないかと言います。どこにあるの、どこ? ない! ない! お父様は真の家庭はこうあるべきということを私達に教えてくれました。しかし、今この現実はどうでしょう? 不思議だと思いません? 皆さん。お父様の聖和を心から喜べます? 良かった、お父様大往生した、そう思います? なぜお父様は聖和されたのか、という結論を私は私なりに出しました。1年6か月の祈りの期間をもって。私が出した結論を時間をかけてお話したいのですけれども、すでに40分も過ぎてしまいました。これは大切な話だと思います。
 お父様は再臨のメシアです。ではメシアとして何を残したの、この地に? 混乱だけを残して逝ったの? 今、教会は混乱しています。その混乱を残したのがメシアの使命であり、役割だったの? 何故こうなってしまったの? 皆さんに聞いてみたい。皆さんの答えを‥‥‥。
 私はお父様を心から敬愛しています。敬愛しているお父様があのような死を遂げたことに対して本当に申しわけなく心が張り裂けるような痛みを感じております。痛く苦しいです。私の考えが狂っているだろうか?
 胆嚢摘出の手術、そして胆管癌手術の痛みと苦しみの中で神様に問いかけました。何故、聖和されたのですか。この1年6か月の期間も、何故! 何故! 聖和されてしまわれたのか? お父様が基元節を目前にして、あたかもモーセがカナンの地を目前にしてカナンに入れなかったように。そして神様の結婚式がなされなければならなかった。蘇生、長成、完成と最後の神様の結婚式を真のお父様がどんなにその時を待ったと思います? 2013年1月13日の基元節を‥‥‥
 (途中、省略)
 そして、基元節は1月13日と言いましたよ。神様の結婚式は1月13日。しかしお父様が待ちに待ったその日を迎えられずに霊界に行かれました。どんなに無念だったと思います? モーセもカナンの地を見ながら入れなかった。モーセがどんなに無念だったかわかります?」 (以上、神山先生の講演会テキストから) 

 この後、神山先生は次の御言を紹介しておられます(赤文字部分はテキストではアンダーラインとなっています)。

お母様を中心にカイン・アベルが一つになり、エバが夫の立場のアダムを堕落させたことを元返して、夫にぴったり従い越えていくことによって、堕落以前の神様に直接連結された真の愛、真の生命の因縁に一致すれば、真の家庭に連結されるので、サタン世界とは何の関係もない、神様とのみ対することのできる一心一体一念一和一核の自由・解放の地上天国にならざるを得ない。
 2013年1月13日まで、‥‥‥絶対信仰、絶対愛、絶対服従の国が立たなければならない。統一家は、家庭理想を中心に公式的モデル型を備えている。天上天国・地上世界が立つことによって、解放釈放の世界となる。神の解放、釈放がまだ成されていない。

 救世主、メシア、再臨主、真の父母、お父様とお母様、真のお父様の前にカインとアベルを一つにしたお母様が絶対信仰、絶対愛、絶対服従で、また、全てが絶対信仰、絶対愛、絶対服従、自信満々に各者が完成の道を行かなければならない。真のお父様の道がどれほど難しい道であったかを理解しなければならない。そのような道を代わりに行こうとするときに、難しいと考えるのではなく、千回万回死ぬような、そのように信じがたい道も、感謝の思いでしかこえることはできない。解放的、釈放的生き方は心と体が一つにならなければできない。一生懸命準備して、2013年1月13日までに、120門徒、1200名、12000名の一族全体を完成すべき召命的責任が残っていることを自覚しなければならない。
 勝利者となることを許諾したので、自信満々、堂々と各自が完成する主人とならざるを得ない。アージュ! 拍手

 真のお父様を中心、代身のお母様を中心にカイン世界とアベル世界が一つにならなければならない。今が最後の時、2013年1月13日まで、いかに忙しいか! 絶対・宿命的なことである。祖国光復、天の国になることによって、神様が許諾して全てが成っていく。お母様を中心に正午定着しなければならない。アダム家庭が偽りの家庭となって世界を崩壊させたので、真の家庭を中心として、サタン世界の息子・娘を全て神の息子・娘にしなければならないが、全てを真のお父様がするのではない。
 (第49回 真の父母の日式典 ハワイ 2008.4.6)

 さて、この件に対して、以前、可知講師は「現代摂理」の講義の中で、正式な見解ではないとしながも、
「お父様のご聖和は、本来願われたものとは異なる」
と言っておられました。さらに、
「それについて、梶栗先生、小山田先生にも確認し、否定はされなかった」
とも言っておられました。
「お父様のご聖和は、本来願われたものとは異なる」
 これが、御言および摂理観から出される自然な結論だと思います。
 今回は引用が長くなりました。私の主張は、この一言だけにしておきます。

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