11月最後の土曜日、サウスケンジントンで開かれたドールハウスフェスティバルに行ってきました!
ドールハウス協会から、優れた技を持つと認められた人たちが自分の作品を持ち寄って紹介したり売ったりするショーです。
イギリスやヨーロッパでは、ドールハウスは昔は王族たちや貴族など一部の超お金持ちたちが、子供のおもちゃや家庭教育のために作っていたもので、歴史も相当長く、15、16世紀から400年ほど続いています。
ロンドンでも V&A などの美術館に行けば、300年400年前のドールハウスが見られます。
当時は本物の家具職人が家具を作り、豪華な細工をほどこし、まさに芸術品のようなものもたくさんありました。
今となっては、当時の風俗を知る上でとっても貴重な資料にもなっているみたいです。
今は、趣味として、こちらではとてもポピュラーなもの。本場なので人気があり、最近はインテリアの一部としても需要も供給も高く、おもちゃの域を超えた、高級な材料とものすごい細かい技術を使った、工芸品級のものまであります。
私も趣味がドールハウスで、ロンドン生活で楽しみにしていたことの一つがこれだったんですが、偶然こんなドールハウスフェスティバルがあることを知って、とてもラッキーでした。
すぐ前に知ったから、前売りが買えなくて、2ポンド高い当日券を買いましたが、それでも結果的にそれ以上の価値がありました!!
こんな目立たない看板(?)茶色に茶色じゃわかんないよ。
市民ホールみたいなところだから、そんなに大きくないのかな、と思ってたら、中はものすごく広かったです。
かなりびっくりした。

入ってすぐの入り口。本物の1/12サイズ(これが規格)よりちょっと小さめのドールハウス。左から順番に、作った人が本当に住んでいた家での出来事を表現していました。

海外のドールハウスは、そうやってストーリーがあるところが面白い。くすっと笑えるから好きです。
これがすごかったーーーー!!!!久しぶりにキャーッてなりました。

ケーキショップとチーズ屋さん。
窓から中をのぞくと…。

外壁のデザインとかイラストもかわいいですね。
どこまでも本物で、でもミニチュアなんですよ。すごいなぁ。

ガラス窓の文字がかわいい。わたしもこれしたい。
カウンターのメモとメモクリップがかわいかった。

チーズもいろんな種類がありますね。おいしそう。今日はどれにしようかな…。

横から見たところ。レターボックスがすごく本物っぽい。手紙の挟まり方が。
タイルもすごくリアルで細かくてかわいい!!!みんなが踏んでちょっと汚れたみたいに見えるのもすごいなぁ。

こちらは書斎。

お菓子屋さんです。ケーキとかキャンディとかチョコレートとか売ってるお店みたい。

ケーキもおいしそうだけど、下の段のマカロン、見えますか。かわいいな。

天井まで絵がありましたよ。こういう見えないところにこだわるの、好き。

絵が描かれてあるチェスト。真ん中ので横幅7センチぐらい。

油絵の道具セット。わたしの指と比較したら、どれだけちっちゃいかわかりますか?遠近法は使ってないんですけど、この小ささ。
パレットのところの、使いさしの油絵の具がかわいかった。

子供服に、編み物セットに、いろんな色の糸。う~、かわいい。

レース編みのボビン。向こうには刺しかけの刺繍。
私の横で、おばあちゃん二人が、まぁ見て!あのボビン!とエキサイトしておりました。昔はこういうの使ってやったんだろうなぁ。そりゃかわいいよね。

イギリスのドールハウスらしく、こういう室内装飾用の材料も豊富。そしてイギリスチック。
今住んでるお家も、150年ぐらい経ってるらしいんですけど、こういう飾りがほんとにあるんですけど!
あらためて、ドールハウスは本物から生まれたんだなぁと実感。逆に、わたしにはすでにロンドンが全部ドールハウスなんだけど。

イギリスですねぇ。

ドールハウスの規格は、本物の1/12サイズですが、思ったよりも、1/144サイズ(1/12サイズのさらに1/12の大きさ)が多かったです。つまりほんとにほんとにちっちゃいってことです。
でも、リアリティを出せるギリギリの大きさは1/12だと思います。だから私は1/12サイズが好きだし、あっかわいいな、と思うのはそっちです。
たとえば、細かいこと言うと、布の柄は細かいのを選んでも、厚みまで1/12にできないじゃないですか。それでもそういうところがギリギリごまかせるのは、1/12だと思うんですね。
それに、よく模型と間違われるけど、模型と違うところは、たとえば部屋がちらかってたり、食べ物が食べかけだったり、「まるで今までそこに人がいた」みたいな感じ、生活観がある、そういうのがドールハウスです。ショールームみたいに整理整頓されてるんじゃなくて。新聞がめがねと一緒に読みかけのままソファの上に置いてあったり、料理が作りかけだったり、ストーリーが感じられるもの。そういう世界。この小ささに、はまります。
花もだけど、右下に見える履き古したみたいなブーツがかわいい。

小物選びたい放題!!テンションアップーー!!!

キッチンにあるものが中心。小麦粉にバターにお砂糖に、牛乳にジュースに、コーンフレークにビスケットにチョコレートに缶詰に瓶詰めに、冷凍食品にピザにポップコーンにスープストックにカスタードの素に、ペットフードに洗剤に石鹸に歯磨き粉に靴磨きに…。
縦×横が 10mm × 5mm ぐらいかな。ちっちゃいちっちゃい。でも本物みたい。
びっくりしたのはそれぞれのパッケージデザインが、年代ごとにいくつかあったこと。1960年代のデザインとか、1940年代のデザインとか。こだわりと、それぐらい細かい時代設定が必要だという需要の高さがうかがえます。

ものすごい人ごみをかきわけて選びまくって、カードで支払おうと思ったら、ワイファイがあんまりよくなくてカード読み取り機がインターネットにつながらなくて、お姉さんとふたり建物の外に出て試したらなんとかつながったけど、こんどは機械の調子もよくなくて読み取ってくれなくて、結局現金払いにすることにしましたが、そのとき現金を持っていなかったので、近くのATMに行って引き出すことに。
こういうときの英語はなぜかよく分かるから不思議。やっぱり興味があるって大事ですね。
一回会場をでるので、入り口のところで手に直接スタンプを押してもらいます。

うふふ。よくアンティークマーケットとかで、ディーラーたちがチケットの代わりにスタンプ押してもらったりするんだけど、これもちょっとそれっぽくてかっこいいな。
お金も引き出して無事に買い物をすませ、次なるブースへ。ほんとに「あれ、あっちにまだある、まだある…」の連続で、広いんです…。やっぱり日本のとは比べ物になりません。量も、質も。
イラストが描いてある子供部屋の家具。かわいかったー。

陶器。

イギリスでよく見る、家の形のティーポット。私も実際に本物がほしいんですが、ミニチュアにするとよけいにかわいい。カップボードの引き出しの取っ手、家の形になってるのわかりますか。これも作ったんだって。ぜんぶ本物とおんなじ作り方ですよ。

不思議の国のアリスのティーセットシリーズ。

ロイヤルベイビーが誕生したので、それにちなんだデザイン。イギリスの建物とか、テディペア。
本物でこれ見たことありますけどミニチュア、かわいい!!

キャベツも実際によくある、伝統的なモチーフ。
大皿の直径、1,5mm ぐらい。

私の横の女の人が、小さいのもかわいいけどこの大きい缶はどこで手に入れたの、ってストールの人に聞いてた。その気持ちよく分かります。ビスケットの缶だけど、アンティークのやつですね。このミニチュアが、缶のすぐ前に置いてあるけど、これは本物のほうがかわいいな。笑

お化粧品とか手芸用品のミニチュアコーナー。ヨーロッパ独特の、ロマンチックなデザインがすてきでした。

ジンジャーブレッドに、クッキーで出来た箱に入ったクッキー。

シャネルのケーキ超かわいいんですけど!すっごいシャネルっぽい。笑
でもそんなのほんとにあるの?まさか!?

作りかけのクリスマスケーキ。こういうストーリーが好き。使いかけのバターの表現がお見事。

大きいお皿の直径が3センチぐらいですよ。だからエクレアは1こ1センチぐらい。細かい…。

イギリスのお菓子がたくさんありました。


イギリス名物、ホットクロスバン。作りかけ。
う~、かわいい。

超イギリスチック。長さがだいたい16センチぐらい。


どんな細さの鈎針で編んだらこんなことになるんでしょうか…。
おぉぉおぉおぉ~…。これは…。

キッチン(ドールハウスの)の片隅に転がしたらかわいいかも。他にもいろんなもの散乱させて、「買い物から帰ってきて荷物をしまってたらりんごから虫が出てきてびっくりして他のもの全部ほうり投げて逃げるママ」みたいなワンシーン作ったらおもしろいですね。