働くことについて | 願望を実現させる占い師 吉本博栄の独り事

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博栄流四柱開運術の創始者吉本博栄が世相をぶった切ります、

入社1年目の電通社員高橋まつりさん(当時24)が、
過労自殺した件。
大変残念なニュースですが、
何が悪かったのか、働くことについて、
もう一度考えてみる必要がありそうです。



私は長く人材派遣会社を経営していたこともあり、
労働条件についてかなり敏感です。
派遣業って、法律でがんじがらめで、
サービス残業とか、無理やり休日出勤とか、
ほぼあり得ない世界なんですね。

時間通り、きっちり働く。
きっちり給与を払う。
それを書面で厳密に管理する。
そういう仕事です。

もしブラック経営なんかしてたら
すぐ労働局がやってきて、是正勧告だ、
報告書を提出しろだと、うるさく言われ、
それこそ身動きができなくなります。
下手すりゃ、つぶされます。


派遣業者は、労働者を守らなきゃならないんです。
良い職場環境を提供し、雇用の安定をはかり、
労働者が不利にならないように、
最善をつくす義務があります。


そういう立場にいた人間から見ると、
過重労働とか、100時間残業とか
あり得ない話で・・・。
「ふざけるな。ちゃんと労働基準法を守れよ」
と、大声で言いたくなります。
人によっては、お金がなくて
「毎月100時間以上、残業したいんです。」
なんて人もいます。
でも、それをさせてはいけない。

「残業」の意味は、
もし会社側が、定時間を超えて仕事をさせようと思うなら、
割り増し料金を支払え!
それがイヤなら、定時で帰らせろ。
ということですから、
本来、残業なんか、させてはいけないんです。

本当に仕事が間に合わないほど忙しいなら、
社員を増やせ。別の労働力を確保しろ・・が、
労働局の言い分なわけ。

にもかかわらず、個人に負担をかけ、
休日出勤とか、長時間残業とか、
過労死とか・・仕事苦で自殺?
「電通、あんた、なにやってんだ?」
ってことになります。

私は、仕事は楽しくやるべきだと思っています。
やり甲斐があって、人に喜ばれて、
使命感が満たされ、役に立つ喜びもあり・・。
で、そこそこのお給与がもらるならさらにヨシ・・。
そういうのが仕事だと思っています。

もし楽しめない職業なら、
やらない方がマシ。

私が彼女の立場なら、速攻で辞めます。
私の性格上、もともと組織は苦手ですから、
指揮命令とか、ムリww
上司になにか理不尽な命令されたら、
「あんたに雇われてるわけじゃないし・・」
とか、言ってしまいそうです (;^ω^)

まあ、こんな人ばかりだと組織は成り立ちませんが、
これからの時代、働き方は変わっていくはずです。
もっと自由に、個人のライフスタイルに合わせて、
やりたいことを、やりたいときに、楽しみながら・・。
イヤな仕事、大変な仕事は、ロボットがやればいい。

毎日の通勤も自宅でネット環境さえあればできるのですから
必要なくなります。
煩わしい人間関係は、極力少なく。
横暴な上司の顔も見なくていい。
もっと自由に、もっと楽しく・・。
仕事はそう変わっていくべきだと思っています。


そうはいっても、まだまだ現実はそうもいきません。
我慢して、イヤな上司の顔色うかがいながら、
きつい労働環境の中で、頑張ってしまう・・。
それがを超えたら、今回のような事件になるわけで・・。

今回、ひとりの死が、
社会に大きな影響を与えることになるでしょう。

電通のみならず、他のブラック企業も、
労働環境の見直しを迫られます。
何ごともそうですが、誰かの犠牲の元に
新しい世界が生まれます・・・。


現状の問題点と、今後の働き方について、
大きく変わっていくきっかけになるのではないかと、
個人的には期待してます。