2011/04/02(土)
LEONです。
浅田次郎の蒼穹の昴・・・NHKの放送を見終わって、文庫本4冊再読しました。
改めて読んでみて、香港割譲を巡って英国と交渉する李鴻章の迫力に感銘を受けました。

『展拡香港界址専条』に関する大英帝国と清国との協議。
1898年5月28日午前9時開始。
大英帝国北京駐在公使 サー・クロード・マクドナルド
清国側全権大使代理 李鴻章
英国側主張
当該地域の正しい防衛と居留民との保護のため・・・香港を割譲せよ。
清国側反論
防衛・・・誰に対しての防衛か?フランスとアメリカか?
『私たちの家はこのところ少々貧乏をして、庭は荒れておる。塀もこわれてしまったから、
君らがそこで遊ぶのは、許すとしよう。だが、勘ちがいをするな。ここは君らの家ではない。
庭先はくれてやるのではなく、貸してやろう』
ということで割譲
租借となりました。
租借となれば期限が問題となります。
英国側主張
永久租借という約定に同意しろ。
清国側反論
『永久という単位の数字はあるまい。そこで、だ・・・わが国にはこうした場合、非常に便利な
表現がある。それはこういうことだ。完全を百とする。百に届かぬ一歩は、九十九だ。すなわ
ち、九十九という数字は、わが国では永遠を意味する。しかも数字の『九九』と、永遠
すなわち『久久』は同じ音を持つ。そこで私は、この『展拡香港界址専条』の租借期限を、
調印から数えて向こう九十九年間、すなわち西暦1997年6月末日とすることを提起する』
西暦1997年・・・香港総督府の屋根からユニオンジャックは降ろされた。
中国との契約は注意しようぜ!