2010/01/30(土)
LEONです。
LEONです。
宮部みゆきの時代小説『孤宿の人 上・下』を読みました。



かまいたち
幻色江戸ごよみ
初ものがたり
堪忍箱
あかんべえ(上・下)
あとがきで筆者が言っているように、瀬戸内海に面する丸亀をモデルにした
丸海藩が舞台となっています。
丸海藩が舞台となっています。
江戸で邪魔者扱いされた9歳の女の子ほう(阿呆の子だからほうと名づけら
れたと教えられている)が、はるか讃岐の金毘羅代参に連れ出されます。
同行していた女中に捨て子同然に置き去りにされます。
れたと教えられている)が、はるか讃岐の金毘羅代参に連れ出されます。
同行していた女中に捨て子同然に置き去りにされます。
一方、政府の要人加賀殿が江戸で悪行を働き流罪となるのですが、丸海藩
がその受け入れ先に決まり、入領してくるのです。
がその受け入れ先に決まり、入領してくるのです。
丸海藩では不審な毒死やなぞめいた凶事が相次ぐのですが、鬼と化し、
悪霊となった加賀様がこの地入領してきて、凶事を起こす原因となっている
と領民は恐れていました。
悪霊となった加賀様がこの地入領してきて、凶事を起こす原因となっている
と領民は恐れていました。
ひょんなことから、ほうは加賀殿が幽閉される屋敷に奉公することになり、
またひょんなことから毎日ほうは加賀殿とお話することを許されます。
さらに字を教えてもらったり、算盤を教えてもらうようになります。
またひょんなことから毎日ほうは加賀殿とお話することを許されます。
さらに字を教えてもらったり、算盤を教えてもらうようになります。
ほうの変わった名前の由来を聞いて加賀様はびっくりしながらも『呆』の字
を教えるのです。
そういう毎日が続き、ある日加賀様は『今日からお前の名は方と書くほう』
だというのです。
ほうは阿呆ではなく、毎日自分がすることがわかっているから方向が見えて
いるから、方にしようというのです。
を教えるのです。
そういう毎日が続き、ある日加賀様は『今日からお前の名は方と書くほう』
だというのです。
ほうは阿呆ではなく、毎日自分がすることがわかっているから方向が見えて
いるから、方にしようというのです。
物語の最後は涙ながらに読むことになります。
丸海の町が壊滅寸前になる大事件のなか、ほうは生き残ります。
ある日、加賀様がほうのために書いた習字の見本が届けられます。
そこにはほうの新しい名前が書かれていました。もちろんほうなのですが
さて、どんな漢字だったでしょう。
丸海の町が壊滅寸前になる大事件のなか、ほうは生き残ります。
ある日、加賀様がほうのために書いた習字の見本が届けられます。
そこにはほうの新しい名前が書かれていました。もちろんほうなのですが
さて、どんな漢字だったでしょう。
八方すべて丸く収めるために、時には真実を隠し鬼や悪霊のせいにすると
いう大人の世界は、京極夏彦の巷説百物語に通じる世界だと思います。
そこに純粋なほうの存在、苦悩に満ちた加賀さまの生き様、ほうと加賀様
との触れ合いが絡んで、胸を打つ名作だと思います。
いう大人の世界は、京極夏彦の巷説百物語に通じる世界だと思います。
そこに純粋なほうの存在、苦悩に満ちた加賀さまの生き様、ほうと加賀様
との触れ合いが絡んで、胸を打つ名作だと思います。