第27回 陰摩羅鬼の瑕 その2 | ちょい悪爺LEONのブログ

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大阪フィルハーモニー交響楽団のファンで、その演奏会を中心に投稿します。写真撮影は公共交通機関を利用して行ける所を中心に復活しましたが、写真はインスタにpostしています。
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2009/09/05(土)
LEONです。

京極夏彦の陰摩羅鬼の瑕(中)を読み終わりました。

ストーリーに触れるつもりはありません。
興味深い表現がでてくるので紹介します。

とその前に・・・。
若いころのLEONと上司の会話です。

『LEON、この案件をこういう風に処理しておいてくれないかな』
『○×部長、私もそう考えていたんですが、無理なんです』
『何でや?』
『関係部署に事前に打診してみたんですが、会社の方針でそのやりかたは
ダメらしいです』
『会社の方針?』
『はい』
『業務規定に載ってるのか?』
『いえ、そこまでは・・・』
『だったら会社の方針てなんや?』
『ですから、相談しにいった部署の連中が、みなそう言うんで・・・』
『ほな、聞くけど【会社】って誰や?そいつらが【会社】やと言うんか?』
『・・・・・』
『ついでに聞くけど【みんな】って言うのは誰と誰と誰と具体的に言えよ』
『・・・・・』

で、本題です。
小説の中で関口巽が胸中を書いている部分があります。
引用します。

引用開始

自分だけ違っていると云う想い---劣等感は、常に私を苛む。人はいつだって独りだ。
独りで生まれて独りで死ぬ。他人の頭の中は覗けやしない。だから押し付けがましい
のも嫌いだ。世間など大嫌いだし、そんなものと折り合いを付けるのも御免だ。
そもそも世間とは何だと思う。誰と誰と誰が世間の構成員なのだ。皆が右を向いている
から右を向けと云う時の皆とはいったい誰のことだ。一人二人でないとしても、
いったい何人以上が世間なのだ。

引用終わり