第2回 『百鬼夜行 陰』と『姑獲鳥の夏』 | ちょい悪爺LEONのブログ

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大阪フィルハーモニー交響楽団のファンで、その演奏会を中心に投稿します。写真撮影は公共交通機関を利用して行ける所を中心に復活しましたが、写真はインスタにpostしています。
同時に当ブログにリンクを貼っていますので、そちらも見ていただければ嬉しいです。

2008/10/29(水)
LEONです。

京極夏彦百鬼夜行 陰読み終えました。
前回第弐夜文庫妖妃京極堂シリーズ第1作「姑獲鳥の夏」
リンクしていることを書きましたが、第拾夜川赤子「姑獲鳥の夏」
プロローグになっていることがわかりました。

京極堂シリーズの主人公は京極堂こと中禅寺秋彦ですが、一人称で語るもう一人の
主人公が小説家の関口巽であります。
鬱病で悩まされる関口が「姑獲鳥の夏」の事件に入り込んでいくところを描いて
います。

『何かネタはありませんかね。こう、とびっきり気持ちの悪い話とか。
探偵小説家が尻捲って裸足で逃げ出すような---』
『探偵小説---か』
私は中禅寺敦子の話を思い出した。
『そうだ---慥か---産院の---』
『産院って---産婦人科ですか?』
『産院---入れない---閉ざされた---身籠って---胎児---赤ん坊---消える---
死んで---産まれて---』
生まれ。
生まれない。
どろどろどろどろどろどろ。
『何です?』
『う、噂---があるんだとか。そう、密室の---』
『噂?密室ですか?密室って云うのは出られない入れないっつうアレで?』
『そう---らしいけどね』

中略

やがて---。
私は長い坂の下に立った。
どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続いている長い坂道を登り詰めた
ところが---目指す京極堂である。
昭和27年、梅雨も明けようかと云う日のことである。


・・・で「姑獲鳥の夏」の始めの部分につながるのです。

どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続いている長い坂道を登り詰めた
ところが---目指す京極堂である。
梅雨も明けようかという夏の陽射しは、あまり清清しいとはいい難い。




映画 「姑獲鳥の夏」
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