2019/07/20(日)
LEONです。
昨日大阪フィルの第530回定期演奏会を聴いてきました。@フェスティバルホール。
2010-2015東京フィルハーモニ交響楽団の常任指揮者だったダン・エッティンガーが振るロシアンプログラムでした。
まず、ダン・エッティンガーがカッコいい。
長身細身でとてもオシャレです。
指揮ぶりもどこかカリスマ的でオーラを感じました。ギュッと背を縮めると大植英次さんに似ている感じも・・・。
リャードフのポロネーズは明るく軽快な曲で、外の梅雨空を忘れさせてくれる爽やかな演奏でした。
第496回定期で聴いた『魔法にかけられた湖』の神秘的な演奏とは真逆な一面を聴かせてくれました。
清水和音さんとの共演でのラフマニノフ/ピアノ協奏曲第1番は2番、3番と比べると生で聴く機会が少ないように思いますが、今回聴いてみて素晴らしい曲だなと思いました。清水さんのカデンツァもさすがだなあと思いましたが、特に弱音のうまさが際立っていました。オケは弦五部16型でしたが、決して伴奏的でなく堂々とした音圧も感じることができ、うまいなあと感心しました。
エッティンガーは清水さんとのアイコンタクトを頻繁にとり全体に非常にいいバランスをとっていました。
好きな指揮者がひとり増えました。
休憩後のメインはテャイコフスキーの交響曲第4番で冒頭は有名なホルンのファンファーレですが、5人の演奏はとても良かったと思います。途中から受け継がれるトランペットもいい音出していました。相変わらず大フィルの音圧は凄くて、エッティンガーはそれを抑えるどころかさらにその上を要求していきます。煽るかのように。大フィルもそれに応えていきます。いつものことながら1楽章のクライマックスが終了すると思わず拍手をしたくなる達成感に包まれます(自分は聴いているだけですが・・・)。
エッティンガーは大フィルの音圧をさらに活かすため、pppを極端に小さく要求していましたが、特に第1ヴァイオリンの弱音がゾクゾクするような超美音でその効果は絶大でした。
チャイコフスキーの六つの交響曲で人気が高いのは後半の三曲です。ただこの第4番は少し人気は割れているようです。
意外と苦手(好きになれない)という人が多いように感じますが、私は大好きです。楽器をやるわけではなく聴くだけの人ですから・・・。
来年2月の定期演奏会では第1番の『冬の日の幻想』を聴きます。この曲を得意とする秋山和慶さんの指揮です。楽しみです。
さて7/末をもって首席コンサートマスターの田野倉雅秋さんが退任して、活動の拠点を東京へ移します。
終演後には楽団員が退場するときに客席総立ちで田野倉さんに拍手と声援を送り、さながら送別会の雰囲気になって感動のひとときとなりました。
そして今日、その田野倉さん、コンマス須山さん、ヴィオラトップの木下さん、チェロトップの近藤さん、コントラバスのサイモン・ポレジャエフさんらによる室内楽コンサートがあります。@大阪フィルハーモニー会館。
田野倉さんの演奏を聴く機会も減ることになるので、今日は しっかり味わって聴いてきたい と思います。14:00開演。

