2019/04/13(土)
LEONです。
楽しみにしていた大阪フィルの定期演奏会に行ってきました。
尾高シェフが癌の治療で5/20から休養されますが、今はホルモン治療で(女性ホルモンを投与するらしい)ほとんど副作用もないらしく、お元気な姿で指揮されました。
前プロのRare Gravity for orchestra レア・グラヴィティは藤倉大さんが娘さんがお腹の中でふわりと浮かんで育っていく様子を連想して、それを音楽にしたものだそうで、直訳すると稀な重力でなんのこっちゃと思いますが、なんとなくイメージが湧いてきます。
室内楽的な小規模のオケを想像していましたが、なんとほぼフル編成でほぼ一定のリズムで約20分弱続く不思議な音によって、ほんとになにかにくるまれてその中でふんわり浮かんでいるような、そんな感覚になりました。
さて、マーラーの交響曲第9番にはほんとに感動させられました。
尾高シェフ渾身の指揮、気迫がこもり鬼気迫る指揮に、魔法にかかったようにこれまた渾身の演奏をした大フィルメンバーに改めてブラボーを送りたい。ブラボー![]()
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3楽章のクライマックスでは、車を急加速で発進させた時に感じる背もたれに押し付けられるGのように、強烈な音圧に圧倒され、涙が出そうになりました。
『死』がテーマのこの曲は、最後の4楽章に緩徐楽章アダージョを配置して切々と歌います。
コンマスの崔文洙が揺れる揺れる、今回はアシスタントコンマスの須山暢大も揺れる、セカンドヴァイオリンの宮田英恵も揺れる揺れる、ヴィオラの木下雄介も揺れる揺れる、チェロの近藤浩志も揺れる揺れる、コントラバスのサイモン・ポレジャエフも揺れていました。
尾高シェフが乗り移ったかのよう![]()
4楽章の約25分は涙が止まりませんでした。
ツイッターでどなたかが『今日の落涙確率は100%』と書いていましたが的中しました。
大阪フィルの定期演奏会でハズレにあたった経験はありませんが、こんなに嵌りこんだのも初めての経験でした。
会場でのブラボーの声も、ブラボーというよりウォーという音が唸っているようでした。
音楽を聴くのは一期一会。
同じ演奏は二度とない。
同じ空間で尾高さんや団員の皆さんと同じ空気を吸っています。
これがいい。
これが臨場感の源。
でも、あるとき思い起こして、CDでもいいので聴く事ができれば、この感動を呼び起こすことはできます。
レコーディングしてたようなので、CD発売も楽しみです。
さて、次の尾高さんは『ブラームス・ツィクルス第1回』です。5/11。
次の定期はシャルル・デュトワのベルリオーズ『幻想交響曲』です。
その前に4月は
20日 4オケスペシャル 『惑星』『アルプス』指揮は佐渡裕
27日 びわ湖クラシック音楽祭 沼尻/京響『ドヴォ/チェロ協奏曲』
29日 関西フィル第300回定期 藤岡幸夫指揮
どれも楽しみです。
