2018/07/23(月)
LEONです。
20日、西宮でオペラ『魔弾の射手』を鑑賞したあと、夕食を食べてフェスティバルホールに移動、大阪フィルハーモニー交響楽団の『ベートーヴェン交響曲全曲演奏会Ⅲ』を聴いてきました。
今回はベートーヴェンの交響曲第6番『田園』と第5番『運命』の人気曲の組み合わせです。
なんとこの2作品は1808年12月22日、アン・デア・ウィーン劇場で揃って初演されました。
210年前のことです。
どちらも聴きなれた曲ですが、すごく新鮮で素敵な演奏でした。
特に第5番のインパクトが非常に強く、一言書いておきます。
第1楽章から第3楽章は縦が神経質なほど完璧に揃って、室内楽のような透き通った音作りであったと思います。
驚いたのは第4楽章。
尾高シェフの考えるベートーヴェンと大フィルの力強さの融合、化学反応を見た感じです。
大フィルが得意とする強大な分厚い音は、時として心無い評論家によって騒音か?と揶揄されることもありますが、この日のクライマックスに向けての盛り上がりは、分厚いけれど濁りやざわつきがない美しい緊張感を与えてくれました。
毎朝。蝉の絶叫で目覚める今日この頃で迷惑な話ですが、芭蕉は立石寺で『閑さや岩にしみ入蝉の声』と詠みました。
尾高さんの棒に束ねられた爆音がひとつになって観客の心に染み渡りました。
最近聴いた『運命』のなかで最高に心に響きました。
さて、このツィクルスはしばらくお休みで11月に第8番第7番、12月に第9番で完結します。
大阪フィルのベートーベンの形が纏まりつつあります。まさに新しいスタートになるハズです。
次は27日(金)は第520回定期演奏会で、桂冠指揮者の大植マエストロが振ります。
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『四季』とホルストの『惑星』です。
楽しみです。
