新海苔の季節で~す
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
皆さん、今年はどんな年にしたいですか?
新たな目標に向かって新年をスタートした方も多いと思います。
先日は成人の日、新成人達もそれぞれの目標に向かって
力強い1歩を踏み出せたことと思います。
私の目標は、健康面ではトライアスロンの成績を上げること
仕事面では、より多くの方の健康に寄与するために
【五爽茶】や緑茶の素晴らしさをお伝えして、会社の業績を上げること
大切な家族と仲良く暮らすこと、家族旅行もしたいですね~
そして「健康で安全で豊かな社会を子孫に手渡す」というミッションに生きることです。
だから「食と健康」を今年も掘り下げていきたいと思います。
さて、昨年末に日本食がユネスコ世界無形文化遺産に登録されましたね!
下総屋では、お茶と海苔を扱っているので
和の食文化が世界に認められたのは、とても嬉しい限りです。
寒いと温かいお茶が、さらにおいしく感じますけど
今は新海苔がおいしい時期なので、今日は海苔のお話です。
以前にも書きましたが、海苔は宮城県~三重県の太平洋沿岸や
瀬戸内海(和歌山~大分県)、有明海及び八代海(福岡~鹿児島)が産地です。
そして、新のり生産は、気候が寒い北の地方から順に始まります。
海苔は12~13℃の低水温の海中で伸び伸びと育ちます。
私の店では、品質が良いので有明産の海苔を扱っています。
晩秋に種付けされた網が海に入れられ、冬場に新海苔として収穫されます。
有明産は、毎年12月中ごろに新海苔第一弾が入荷します。
しかし、近年は温暖化の影響もあって海水温度がなかなか下がらず
1月に採れる「冷凍網」と呼ばれる海苔の方が、おいしいのです。
これは、晩秋に種付けした網の半分を冷凍保存しておいて
通常の新海苔が採り終わり、海水温度が低い時に網を海に入れて育てた海苔です。
パリっと香ばしくて、口溶けも良く、自然のうま味があって美味しい海苔ですよ。
12月の新海苔の出来が良かった浜がわかっているので
その浜で採れた海苔を選べば、冷凍網の海苔も当たりが多いのです。
こうして仕入れる目安の情報があれば、安心だし高品質のものを押えることができます。
「冷凍網」というと聞こえは良くありませんが
海苔は一切の添加物を使いませんので(味付け海苔等は別)
良い産地と収穫時期など素材の持ち味の決め手となる要素が重要なんです。
お餅に巻いても、おにぎりに巻いても、工夫をこらした手巻き寿司など
美味しくて、ビタミン、ミネラルが豊富でカロリーの少ない海苔は
和食文化にも健康維持にも欠かせない自然の恵みです。
今日も自然の恵みと健康に感謝。