彫刻家 イクコクサカ です。
今月半ば、東北・北海道芸術文化団体協議会 創立50周年記念シンポジウム、
【時代はアートだ! 芸術文化が拓く、 わたしたちの(社会)未来図】に行ってきました。
楽しみにしていた基調講演は、「美意識」が広げる社会彫刻の可能性」、
講師は、ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか」の著者、山口周さん。
講演は、「スペースコロニーに移住する際、日本の文化遺産から、一つだけ持っていけるとしたら、何を選びますか?」という質問からスタート。
クサカは、石庭をイメージしました。他にも日本の伝統的建築など、造形美、空間美素晴らしいものをイメージ。
山口さんによると、いろいろな講演でこの投げかけをすると、ほとんどが、数世紀前から近代以前のものが挙がるそう。
なぜこの問いに、日本が戦後に入ってからの文化遺産が挙がらないのか?
それは、日本は戦後の焼け野原から物凄い復興、発展を遂げたけれど、ゴミのようなもの、後世に残し伝えたくないものばかり作ってきたから、という衝撃的な内容。
そして、
●私たちは、「文明化の終焉の時代」を生きている。人々がいま求めているのは、「もっと安全で快適で便利な世界」ではなく.
真に生きるに値すると思える世界。
●生きるに値すると思えるモノゴトを総称して、私たちは「文化」という。
●ありたい姿が描けないと問題を生み出すことができない。
●いかにその問いを立てるか、という道筋のお話。
そして、締めくくりに紹介されたのは、ヨーゼフ・ボイスの言葉、
「あらゆる人間は自らの創造性によって社会の幸福に 寄与しうる、すなわち誰でも未来に向けて社会を彫 刻しうるし、しなければならない。」
“Business as an Art”
私の感想として、本当に戦後作られたものが後世に残し伝えたくないものばかりだったのか?という評価はもっと吟味しても良いと思う。
評価されるべきものがあるのに、昔のものほど、知られていない、浸透していない、ということもあると思う。
クサカの活動と照らし合わせて、反省を促される内容と間違ってない、と思えるところの両方ある内容。
また、第二部の3人の方々の活動紹介、お話も、クサカに引き付けて聴くことができました。
とても有意義でした。
会場装花は、同世代の家元、清泉古流の西村一観先生。
十数年前になりますが、宮城県芸術祭彫刻展でコラボレーションさせていただいたことがございました。
コロナ禍にはインスタグラムで毎日、華道の作品を投稿し続けていらしゃいました。
登壇者の皆様に喜ばれていたようです。
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