同行二人 9月19日 | にっしー#46

にっしー#46

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家だと家族から叱られて呑めないので
遍路をしながら好きなように呑みたい、という目的であることが発覚した、昨夜のおっちゃんのせいで

朝御飯がやや遅れる。。

ご本人は爽やかに起きて
60日の予定で歩いたり、汽車に乗ったり
「なぜか乗って行けって言われるんだよぉ」とお接待ヒッチハイクも加えて巡ってらっしゃる

「徳」ですわ

ゆっくりもしてられないけど、急ぐわけでもないのでコーヒーご馳走になる

今日三十一番竹林寺まで行くと、今回の区切り

何ヵ所も電話してみたけど、シルバーウィークでやっぱり宿が無い

駅で3つくらい離れればビジネスホテルはあるのだけれど、歩きが繋がらない

再開するときも面倒なので、高知駅に近い場所で打ち終わることに

元々の予定が三十一番だったけど、やっぱり観光も何もせず一気に歩いてもうた


高知名産ニラ畑、当たり前に周囲はニラ臭
台湾料理のニラ花が食いたい

途中まで一緒だった方がいるのだけれど
ペース違うので一人で歩く

些細な見解の相違もあり
室戸で見た職業遍路に対する事、托鉢に関しての意見の相違
その方も徳島県出身

彼は職業遍路や托鉢に憧れる、応援したい
俺は前にも書いたけどそれとは違う

ディランなのかスプリングスティーンなのか、好き好きってことで
 
#風に吹かれて


大日寺手前から内陸に入っている

この辺りはもう高知市の手前



昼前には高知市に


二十九番 国分寺
朝早く三十三番(渡し船に乗るので)を目指した学校の先輩以外の三人と入れ違いに


三十番まで約7㎞
これだと俺は休憩しないから次で追い付くな

sea you next temple!

善楽寺でキャッチ

でもこの先で
Bちゃんは高知市内で友人宅に連泊して遍路宿空室待ち
4回目の先輩は実家の愛媛に

三十一番竹林寺には7回目のKさんと二人で歩く

竹林寺は高度で120メートルくらい
でもKさんが
「ここはキツい」と

札所の多くが山の上にあるのだけれど
遍路道に取りついてからすんげえ急峻

来てみないとわからんね。

平地は問題無いけど、やっぱり年々登りがキツくなるのだと
何故歩いているのかは遍路同士禁句みたいになっているけど
どうも奥様亡くされてから毎年歩いていらっしゃるようだ
7年目、それで今回で終わるって言ってたのか

札所毎に
納経所で300円払う(tax free)
本堂と太子堂にお賽銭
各々蝋燭とお線香、あと数珠

Kさんはもう蝋燭だけ
それも5分で燃え切るちょー短いの
他の遍路に「ご利益が無い」となじられた事があるそうな

俺も二十九番でご朱印などいただき、経本閉じたら「冷風のドライヤーで乾かせ」と言ってきた遍路がいた(納経所には必ずドライヤーがあるの)
吸水に優れた和紙で、裏写りしないように二重になっている
ちゃんと紙も挟んでくれるのよ?
乾かしたのは雨の焼山寺くらいだよ
そのドライヤーは掛軸の台紙や、布地の時に使うもんだよ、うっせえな。

歩いていると格好とか、ルール(らしきモノ)を気にしなくなる

Kさん菅傘もかぶらない
皆ポンチョだったけど、彼だけ前にボタンのあるレインコート
確かに荷を背負った状態からは脱ぎやすいね

経験値と目的は個人で違うから

きっとKさんは来年も歩いていると思うのだけれど。

竹林寺でお別れ
彼も三十二番近くの宿に連泊するのだと

五重塔もある荘厳なお寺
秋深い時期ならもっと良かったかな

竹林寺下まで歩き、路面電車で高知駅に

#やなせたかし

「区切りで打つのは、通しで打つのよりしんどいやろ?」
Kさんのねぎらい

はい、脚が出来上がるのに3日はかかり
バックパックの重みが気にならなくなるのにも3日はかかる

毎回リセットされるのはそりゃしんどいです

でも今はこれしかないから、また来ます

次はいつ来られるか。



高知駅で発見
司馬遼太郎氏のフカシに頼りすぎじゃないのかな?
海青く、山の緑濃く
南国っぽいお人柄の方に、ゆっくりとした時間とまるからさ、の流れる良いところだったよ高知

帰ります。