今日1日こればっかり
家から出る気を無くすどしゃ降りだったけど、鳴門までのドライバーの親父起こしたし。。
7時に出て一番霊山寺に
実家から一時間
白衣
金剛杖
菅笠
輪袈裟
納め札
納経帳
頭陀袋(ずたぶくろ)
合計14700円

この白衣(半袖)と輪袈裟が暑い!
速乾ベースレイヤーの汗を全部吸いとる
ザックの間に水溜まりができる
でもこれないと遍路じゃないし
雨男の俺がどうしたんだろ?
霊山寺出るとき雨が止んだ
二番極楽寺普通に通過
三番金泉寺で、V(独)とJ(蘭)、もう一人(仏)と休憩所で一緒になる。
この(仏)が般若心経を淀み無く声に出して納経する
で、トレイルランくらいのペースで次に向かう
sea you next temple!
VもJも四番大日寺への遍路道で再合流した
マイペースがありがたい
最初拙い英語で話をしていたけど
「どこから?」
って聞いたら
ドイツとオランダだと
なら、英語よりまだマシのドイツ語で話して打ち解けた。
ウィーンに少しいたので、英語より楽だ
「医者でも無いのにドイツ語をはなす君はかわっているよ!」とV
日本の医者はドイツ語話せないぜ?カルテは書くけど
それももう少ないし

日本人の歩き遍路は少なくて
看板はほぼ英語
満願で再度一番へ向かうおじさん二人見ただけで
あとはバスとマイカー組しか日本人の順打ちは合わなかった
もう季節的に舗装路歩くのギリギリだし
Vはリタイアした公務員
娘さんは日本に居て、日本の事には詳しい
蓮根も枇杷も日本語で言える
Jはアジア系ルーツだと思うけどでかくてがっちり
オランダには坂が無いから山道は嫌い
ボーイスカウトで山口に滞在したことがある
マルボロが離せない
俺の煙草のパッケージ見て後でコンビニで買う!と
Piece lights
なんで煙草がpieceなんだ?と
じゃあluckystrikeってなんだ?
三人で喋りながら歩いていたら四番ロストして先に五番地蔵寺に着いた
お遍路地図は正確だ
でも、わざわざ地元のロータリークラブが作った石碑が邪魔をした
その表示の方が距離が短かかったから、ついそっちに行った
誰かに頼る気持ちがあると判断に迷う
自分で地図を読み込むのがベストね、初日に再認識できて良かった
この辺りも廃家や朽ちた商店が目につく
たまに大きな家があるとVが眺める
屋根瓦 植木 庭石 燈籠全部珍しい
たまに大きな、ちゃんと手の入った家に出くわすと
「リッチマンかな?何で財をなしたのかな?」
「あの庭石はいくらで買うの?」
所謂元々庄屋みたいな家
無限者(おぶげんしゃ)とこの辺で呼ぶ
リッチでワイズでグッドマンじゃないかな?
二人ともそれはない!と
リッチとグッドは一緒にならないよと
そうか?田舎の長男土地持ち家系は(外面は)グッドマンだよ?
この国は国際基準とは外れてるのかね
でも、ここはそういう所
「なぜ道路際にお墓があるの?」
60代のV、20代のJ
俺のボキャブラリーでは、第二次世界対戦で死んだ人の墓はどこに作ってもよかったんだよと、伝えられない
決してプアマンで無いことだけは伝えたけど
二人は遍路道を行きたがったが、山道のそれは今はマムシの季節だ
poisonsnake!って言ったらビビった、止めた
十二番焼山寺前後が山なんだから(標高700㍍)今は舗装路を行こうよ

鳴門名産蓮根畑と徳島単線しかも汽車、架線無いから景色はきれいだ
五番地蔵寺で別れ、彼らは六番安楽寺の宿坊に
七番十楽寺で(仏)に追い付き
俺も民宿手配
そこで一緒になったC(米)は14年前に既に一週している
今回たった5日だけど
「室戸岬まで行きまショーッ!」
5日じゃ無理だよと民宿の親父さんも
阪神タイガースが好きで先週も(藤浪完封の日)甲子園で観ていたと。
コースケ フクドメは徳島出身だと教えたら
「cool!」だと
君たちの方がクールだと思うよ。
お遍路は偉いことになってるんだな。

畳に布団
