社会的弱者は保護されるべきである。

私はこの意見に賛成である。
日本の法律もおおむねそうなっている。


しかし、時と場合によっては、この考えを変えざるを得ない場合がある。
たとえば次の例である。



先日のことだが、バイクで帰宅していた時のこと。

私はおとなしく道路の路側帯付近を進行していたのだが、
前方から無灯火の自転車が向かって来るではないかっ!


この時もあやうく難を逃れたのだが、腹は立った。

歩道がありながら、車道の右側を逆送し、さらに無灯火、
いつ事故に巻き込まれても不思議ではない。


さらに腹が立つのは、もし私とぶつかった場合、
上記のような迷惑運転であるにもかかわらず、当方が加害者となるであろうということである。

いや、納得しかねる話である。


なんでも欧米の事例を持ち出して「だから日本は~」と避難するのは本意ではない。


が、あえてここでいうと、以前住んでいたドイツでは車と人(自転車)は対等の関係であった。これはある意味すっきりしてわかりやすい。


交通関係で少し腹が立つのは、横断歩道のシグナルが変わろうかというのに悠然と歩道を渡る歩行者である。

中には歩行者信号が赤になったのに飛び出してくる。
ドイツではあり得ない。赤信号で渡っていて衝突すれば、確実に歩行者の負けであろう。
場合によっては車の修理代を払わされかねない。


イギリスの事例で、酔っぱらった日本人が歩道から車道に足を踏み外した結果、たまたまやってきた自動車にぶつかり亡くなった。
気の毒に、その遺族は運転手に車の修理代を請求された上、裁判を起こされたそうである。


理由は人を轢いたことにより、運転手が精神的なショックを受けたので、その損害賠償請求のためだったそうだ。


これは極端としても、車と社会的弱者の関係において、もう少し対等であっても良いと思うのは、私一人であろうか?