12月20日午後4時45分(ドイツ時間)気温6度

 

 さてドイツはここに来てコロナ大発生。18日(金)は新規感染者33,777名、19日(土)は31,300名でとどまるところを知りません。たまらずメルケル政権は15日より60歳以上の高齢者と医療等従事者にマスクを配付しています。市民権がある人だけかなぁと思って聞き流していたら、私らでも貰えるとのこと。それで空き時間を利用して薬局にもらいに行きました。それが写真1のマスク。EU規格のマスクで、N95みたいな外観は、いかにも感染防止の役に立ちそうです。薬局の前に並んで(一人ずつしか入れません)いる最中に、そうだ、妻にも教えとこうと思ってラインしたら、「それ60(歳)以上でしょ!!!! 怒」と返信が来ました。そういえば妻はまだ・・。また墓穴を掘ってしまいました。

 1月1日以降はマスク12枚貰えるとのこと。1日は休みなので2日に取りに行きます。もらうのは簡単で、ビザを見せて受け取りのサインをするだけです。ハシゴしたら何枚でも貰えそうですが、社会のシステムが相互信頼でできている国です。そのような不届き者はいないのでしょう。年が明けたらワクチンの注射も始まりそうです。無料。ただし、私のカテゴリーは第3グループなので、帰国までには間に合いそうにありません。ロックダウンなのでスーパー・食料品店など以外は閉店です。がらんとした街並みになりました。レストランもホテルも閉まっています。毎年、大晦日は花火を打ち上げて大騒ぎをするのですが、今年は急遽禁止です。大手スーパーALDI(アルディ)のチラシには5ページにわたって花火の宣伝が載っていましたが、残念なことになりました。写真2がその広告の一部ですが、右上の写真をご覧下さい。線香花火なのですが、日本では下に向ける花火を、上に向けています。国が違えば習慣も違うものですね。

 

 さて12月初めに、年末は準ロックダウンを少し緩める方向で・・と連邦政府は決めていたのですが、感染者の急激な増加にたまりかねて、日曜(13日)にメルケル首相が涙をにじませながら記者会見。ロックダウンの強化を打ち出しました。

  さあ、日本もコロナの感染者増とお聞きしています。ご健康には気をつけられて年末・年始をお過ごし下さい。

  昔の新聞の1面コラムは読み応えがありました。

 今、そういう読み応えがあるコラムは減りました。それはコラムに与えられる文字数が減ったことが理由だということです。

 もう一つ、読み手の方にコラムを読み下す教養があってこそ、コラムが活きたのだと思います。教養ある読者が減ったのだと思います。

 下の小文は朝日新聞「天声人語」より抜粋です。たぶん1993~1996年の衛星版だと思います。

 

 ドイツのコール首相にワルターというおじがいて、第一次世界大戦で亡くなった。同名の兄弟もいた。こちらは第二次世界大戦で死んだ▼若き日のコール氏に長男が生まれたとき、やはりワルターと名付けた。「この名前はまた不幸を招くと、私の母は反対だったが、あえてそう決めた」と、首相はいう。自分たちの世代は、戦争という過ちを二度と繰り返すまいという思いを込めた命名だったそうだ▼ドイツで総選挙があった昨年秋、英国のある有力紙に載った話である。コール首相はフランスのミッテラン大統領とともに、欧州統合の推進役を果たしてきた。共存、共栄の欧州という理念がある。背景に一家の歴史もかかわっていたとすれば、よく分かる気もする。▼首相はキリスト教民主同盟の党首だ。同党の広報担当に事実関係を確かめてみた。「私は知りません。個人的な問題には興味もありません」と、そっけない返事だった。知り合いのドイツ人たちも「聞いた事ない」と首をかしげる▼駆け出し記者のころ「人くさい話を探せ」「泣かせる話を書け」と、よくいわれたものだ。それが習い性になって、人物論議に目がゆきやすい。英国にも共通の土壌があるから、コール家の物語も紙面に載ったのだろう。ところが、当のドイツで、知られていない。いささかの異文化体験ではある▼「政策が正しいか否かが問題で、政治家の個人的な動機は無関係」と、広報担当氏はいう。なるほど、この国では、政策を正面から論じ合う空気がより強いといえるかも知れない。ただし、理屈っぽくなるきらいもある。▼日本では、とかく人の要素に引きずられやすいように思う。政治も、愛憎、嫉妬、怨念のからむ人間関係の方に気を取られ、政策はどこかに霞んでしまいがちだ▼議論が大事で、人間も面白い。とすると、日独の中間あたりがほどよいところか。 

作家アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」

いろいろな人がこの有名な本をリスペクトした「悪魔の辞典」をつくりだしてきた。

ずっと昔の事になるが、大阪府立高教師の中河督裕先生が文明批評の国語授業に取り組んだ。

 

生徒達の「悪魔の辞典」(2)

【生徒手帳】レンタルの会員になる時の身分証明書

【空】その昔、青いものの代名詞であった代物。現代では、色名にその名残をとどめるだけである

【大学】社会人になりたくない、頭の良い人がいける所

【通知票】長い人生において、死ぬ時のほかに、人間を孤独にする力を持つもの

【電車の座席】良心の踏み絵

【日本人】安物の時計の一種。クールに時を刻むが、狂いやすい

【人間】地球破壊の秘密兵器

【不動産】その名の通りではない、人の手から手へ動き回る、金もうけのための道具

【溝】現在、日本政府と国民の間に存在しているもの

【ワイド・ショー】テレビのチャンネルをかえても、画面が変わらなくなる現象

【ワシントン条約】密猟者を増やす条約

  1.  

作家アンブローズ・ビアスがつくった「悪魔の辞典」。

それにならって、生徒達がつくりました。

 

【居眠り】先生への挑戦

 

【エステティック】脂肪より先にお金の方が減っていくモノ

 

【鍵】他人は信用しないという主張を形にしたもの

 

【聞いて極楽、見て地獄】成績優秀者に良い参考書を教えてもらって本屋に駆け込んだところ、自分には難しすぎて目の前が真っ暗になること。

 

【校則】個性の強さを嫌う日本の社会に、あらかじめ慣れさせておくための規則

 

【黒海】真っ黒な渦を巻いている海。東京にある。国会とも書く。

 

【サラリーマン】血の通うロボット

 

【政治家】いずれもすばらしい秀才ばかりだが、こと戦争放棄の条文に関する憲法の条文の読解力は皆無な人。 

 今まで、フランスの果物「ミラベル」と思っていた果実。実は違ったのでしょうか?下の写真は、通勤に使う公園で採っている果物です。サクランボ大の大きさです。甘すぎず、我が家ではお気に入りの果実です。

 ミラベルと教えられていたのですが、さっきミラベルを調べていると、どうも違うようなのです。この果物はいったい何なんでしょう?

まあ、無料なんでどうでもよいことではあります。味はややアンズ風ですね、美味しいですよ。