さてさて、退院日(入院7日目、術後5日目)です色々詰め込み過ぎて、ちょっと長くなってます……ダラダラ文に耐えられ無い方はスルーお願い致します
11/16、この日は11時頃退院予定でした。
昨日から荷物を大雑把にまとめ始めていたのですが、朝、起床後からまた開始。
リュック1個と手提げカバンだけなので、大した量じゃ無いんですが、今日は退院前に音入れもあって、忙しそうなので、早めに動くことに……
首から下のシャワーの許可は昨日から出ていたのですが、頭洗えないんじゃ、バタバタしんどいだけかなと、シャワーせずでした。
その代わり、身体は毎日拭いていましたよ、あえて宣言しときます、念の為(笑)
傷口が頭にある分、頭を洗えるようになってから退院出来たら安心なんですけどねぇ
で、タイミング見計らって、再度朝から身体を拭き、病衣を脱いで帰宅用の服を羽織ればいい状態にまで着替えを済ませました。
朝食後、また診察があるので、即歯磨きも済ませていたら、案の定、先生が呼びに来てくれました8時30分くらい。早めの呼び出し
焦るわァ…
診察では、耳の後ろの傷口に貼ってあったテープを剥がし、耳の穴の傷は2週間後に抜糸すること、退院したら毎日耳穴の傷口には薬を塗ること、そのやり方を教わりました。
なんていうか…毎日朝夕先生達から呼び出しを受けて毎日顔を合わせていたのに、明日からそれも無くなるって、なんだか寂しいような、嬉しいような…
先生達にお礼を伝え、音入れ頑張って、と送り出してもらい、病室へ戻りました。
病室へ戻ってからは、改めて髪の毛を整え(抜け毛がヤバかった)、病衣を脱ぎ、服を羽織り、身支度。
9時から外来での音入れの予約が入っていたのですが、なかなか呼ばれず…病室で割とゆっくりしてました。
音入れ
やっと呼ばれて、言語聴覚士の先生の待つ外来の部屋へ。
KANSO2の焦げ茶色の試聴機が用意されていて、磁石は1番強い5。くっつきました
STの先生に着けてもらい、信号音を聞く。
聞こえますかと先生。
最初、よく分かりませんでした
先生に、どんな音なんですかと逆質問。。
〇〇〇〇て言って、3回連続の音で…と先生。
(覚えて来れなかったので、どなたか分かります英語か、カタカナだけの、スイープ音、とかそういう感じの。。。信号音の種類?の名前を言ってらしたと思うんですよ、多分。何だったっけな
)
でも3回連続の音、と聞き、、、脳内に意識を向けると……あった確かにかすかに3連続で聴こえる音が
この音を
『聞こえない↔小さい↔ちょうど良い↔大きいが良く聞こえる↔大き過ぎる』
(うろ覚えです何故かちゃんと見てたつもりなんですけどね
)
確か、5段階だったか…表示されてる用紙を指し示し、振分ける。
難しい……
ちょうどの感覚って
分からなくなりました。。。
まあまあ、だいたいのところを指し示す。
そして、今度は色々打楽器、太鼓とか木魚とか鈴とかを持って来て、その音を聞いて、同じく指し示す。
だんだんと強くなる4段階のレベルで同様のことを繰り返したと思うんです。多分……。
ちょっと緊張していたのか、やってるうちに身体が暑くなって来て、羽織ってたカーディガンを脱ぐ、と、KANSO2が外れてしまいました。
一気に無音……
何だか可笑しくなってきて、、笑っちゃう私
そんな感じの事が済むと、いざ、聴こえるかどうかの確認。。。
STの先生とは、UDトークで変換された画面を見ながら話してるのですが、
『naoさん、聴こえますか』(実際は誤変換あり)
ああ、そう言ってるんだなと認識しつつ、集中する……
【脳内】『naoさん、聴こえますか』
聴こえますぅ~
聴こえました
それも、、、、
少しくぐもった野太い感じの声ですが、人の話す声です
宇宙人でも機械的でもヘリウム吸った高い声でも無くて……ちゃんと人の声
もう、嬉しかったです
でもマスク越しなので、UDトーク画面を見てないと所々分かってもハッキリとは理解は出来ないです。まだ極弱い電流量みたいですし。
すごいです、、とSTの先生にも言ってもらえたのですが、暑いのと、興奮しちゃったのか、胃がムカムカしてるような気持ち悪さ
今後は、段々電流量が強くなる4つのプログラムを入れて、2日おきにプログラムを上げて、最終的にはプログラム4で着けられるようにリハビリです。
感度12、音量6でスタートです
充電の予測持続時間は27時間だそうで、一般的な電池の持ちだそう。
このまま、電流量を上げていってもKANSO2が使えることを祈りたいですね
KANSO2の試聴機セットを受け取りました。
(KANSO2本体、乾燥機とケーブル、リモコン、それぞれの取扱説明書)
最初なので、余り無理しないで、しんどくなったら外して良いですからね…と言われつつも、退院まで着けときます、と混雑する外来を抜け、そのまま病棟へ戻りました。
病棟へ戻って、また荷造りです。
カーディガンを脱ぎ、それを荷物に入れ、外着を代わりに羽織る。
そうこうしてると、退院の計算書を持って来てくれました。薬も貰っていないので、まだ病棟は出て行けないのですが、11時まで時間もあるので、先に会計を済ませることに。
その間、病棟のコンシェルジュさん、退院手続きの受付カウンターの係員の方、薬を持って来てくれた薬剤師さん、対面で会話したのですが、ほとんど分からず、ブギーボード頼みでした。
でも、病棟の隣のベッドの方が看護師さんと話しているのかなという声は内容は分からずも入って来ていたり。。。
そして、迎えに来てくれた姉の声ちょっと低いかな。。でも、普通に聞こえました
義兄が、『聞こえる?』と話す声も
マスク越しなので、長くなると途端に分からなくはなりますけどね…
帰りの車中では、音楽が鳴っているのかと思ったら、方向指示器の音でした
テッテッテッテ〜って聴こえる。音楽みたい
試しに、ラジオをつけてもらってみたら、なんかの音楽がぼんやり分かり、MCの人の話し声がふんわり分かりました
もう、色々凄すぎて……興奮してました
帰宅したら、待っていた父母の声も聴こえました
環境音よりは人の声の方が耳に入って来る感じがします
この日は結局、何だか神経が昂ってムカムカしながらも、寝るまで装用していて、そのせいか、疲れてるのは感じるのになかなか寝つけませんでした
でも、
人工内耳、万歳
そんな気分でした