ラ・バヤデール La Bayadère
【振付】マリウス・プティパ Marius Petipa 【演出・改訂振付】牧阿佐美 【音楽】レオン・ミンクス Léon Minkus 【編曲】ジョン・ランチベリー John Lanchbery 【美術・衣裳・照明】アリステア・リヴィングストン【照明】磯野睦
【ニキヤ】米沢唯 【ソロル】渡邊峻郁 【ガムザッティ】木村優里
【ハイ・ブラーミン(大僧正)】中島駿野 【黄金の神像】木下嘉人 【ラジャー(王侯)】中家正博 【マグダヴェヤ】上中佑樹 【つぼの踊り】原田舞子etc. 【ジャンぺの踊り】直塚美穂 広瀬碧 【パ・ダクション】渡辺与布、中島春菜、吉田朱里、吉田明花、池田理沙子、飯野萌子、奥田花純、広瀬碧、小柴富久修、中島瑞生 【影の王国】第1ヴァリエーション:花形悠月 第2ヴァリエーション:金城帆香 第3ヴァリエーション:吉田朱里
5年前に唯さんのニキヤ、優里さんのガムザッティを観ました。その時の投稿がこちら
で、「米沢唯さんのニキヤ、木村優里さんのガムザッティが圧倒的に素晴らしくて感動もの。優里さんは小野・米沢両巨頭の次世代を築いていくのだろうか。そう思わせる存在感と風格が備わってきたと思う」と書いていました。果たして優里さんはプリンシパルに昇格されたわけですが… 今回同じプリンシパルとしての唯さんと優里さん対決を見たのですが(優里さんファンの方には申し訳ないのですが)、唯さんの素晴らしさに優里さんがどうもかすんで見えてしまったのが正直な感想。初日の直塚さんもでしたが…ふわっとした軽やかさや表現力が唯さん、絢子さんの次の世代を担うプリンシパルとしてもう少し欲しいかなと期待を込めてそのように思いました。ご一緒したK師匠も同じ感想でした。大怪我を乗り越えた優里さんのさらなる飛躍を期待する気持ちが大きいからなんですけどね。それに、唯さん、絢子さんがすごいからなんですけどね…それにしても、唯さんの踊りが圧倒的に素晴らしい表現力、踊り、パ・ド・ドゥ…どれをとっても完璧で惚れ惚れします素晴らしい踊りにウルッてきます相手役のダメ男ソロルの郁峻さんのキレのある踊りはさすがでした。
今回もパ・ダクションは、ソロル&ガムザッティをそっちのけで、ひたすら与布さんと理沙子さんたちをウォッチング理沙子さんをガン見していたので…幕間でK師匠が上手側のリフトがうまく上がらなかったねと…そっちは見ていませんでした
黄金の神像木下さんは下手の奥でぐらついていたし…いつものすごいキレがなかったような…3人のヴァリエーションはいずれもロールデビュー都監督も思いきりました。初日の五月女遥さん、池田理沙子さん、飯野萌子さんの方がさすがに一枚も二枚も上ですが、初々しい踊りで素敵でした今回は特に花形悠月さんに注目。そして、原田舞子さんの壺の踊りがcute🏺中島春菜さんを先頭にした32人の影の王国の美しさあとは、個人的に木村さんは木村さんでも、木村優子さんもお人柄も含めていつも大注目
そしてバクラン先生の指揮今回もバクランさんがよく見える席。舞台だけでなく指揮も見ないといけないので忙しい。眠ってるヒマなし。「拍手止め!」もバクランさんの動きと指揮棒に合わせます
ほぼ満席の会場はBravo, Bravaが飛び、カーテンコールは、ソワレ公演は通常より少なめになることが多いですが、むしろ通常よりもかなり多めの回数。1階席はほぼ総立ちでしたもちろん私もというわけで、あらためて唯さんの素晴らしさに感動した公演でした。
5月5日まで残り5公演。唯さんと絢子さんの回は既に完売ですが、ぜひ