TCPO第357回定期:ベートーヴェンP協奏曲第3番&献堂式(小林愛実&高関健) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第357回定期演奏会を聴いてきました。


お目当ては小林愛実さんのベートーヴェン音符

 

2023年1月28日(土)14時開演 東京オペラシティ コンサートホール

【指揮】高関健(常任指揮者) 【ピアノ】小林愛実

ベートーヴェン:「献堂式」序曲 作品124

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37

R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」作品40

L.v.Beethoven: "Die Weihe des Hauses" Overture, Op.124

L.v.Beethoven:Piano Concerto No. 3 in C minor, Op. 37

R.Strauss:Ein Heldenleben, Op.40, TrV190


シティフィルのTwitterより

 

高関健さんのTwitterより

 

元日に小林愛実さんのTwitterで反田恭平さんとの結婚と妊娠を発表お祝いコンクールの時から仲良しで雰囲気がよかったので、こうなればいいなと思っていたので、私も嬉しい飛び出すハート

 

オペラシティ コンサートホールすぐ隣の新国立劇場で『タンホイザー Tannhäuser』を上演していて、この日が初日。既に2回分のチケットを持っていますが、Stephen Gouldを久しぶり(2019年6月ウィーン国立歌劇場『影のない女』以来)に聴くために急遽初日も観ることに。両方とも14時開演なので、残念ながらシティフィルの『英雄の生涯』をパスして、『タンホイザー』を第2幕から観ることにしました。しかし、高関さんのプレトーク(ホルン9本、4管編成で、このホールには大きすぎるくらい鳴り響く時間が数分続くと宣言爆笑指揮者になって演奏したい作品を『英雄の生涯』だと言う人が多く、自分もその一人だと)を聴いたら『英雄の生涯』が名演となること必至…かなり迷いましたが…最終的にStephenのタンホイザーを選択。



まずは『献堂式』序曲。高関さんの言うとおりウェリントンに少し似ているかも…祝祭的で明るく、編成が大きく迫力があって、予想していたよりかなり楽しかったルンルン

愛実さん登場。インナーが黒で、足元まで覆う真っ赤なカーデガンに同色のパンツ。驚いたのは、10cm程あろうかという高いヒールを履いていたびっくり転ばないでね。昨年彼女の演奏を2回聴いていて、3月のリサイタルは非常に素晴らしかったけれど、2月に聴いたシューマンの協奏曲(下野指揮N響)はソロもオケもイマヒトツ。ショパン国際ピアノコンクールのファイナルで弾いたショパン1番もピンとこなかった。ピアノ協奏曲第3番は、第5番「皇帝」、第4番ほどは演奏されないけれど、とても好きな作品なので、少し心配しつつも、楽しみにしていました。

シティフィルによる堂々たる序奏が実に素晴らしいキラキラで、愛実さんのピアノが入ってくると、いいラブラブすごくいいラブラブ1年前のN響とのシューマンとダンチ…全然違う…素晴らしい飛び出すハートかなり私好みの音色とテンポ。カデンツァにウルウル笑い泣きそのすぐ後の第2楽章冒頭のソロにもウルウル笑い泣きそして、第2楽章のオーケストラも美しいルンルンアタッカで第3楽章に入ってとても楽しく明るく爽やかで大満足。満員の会場から大きな拍手拍手時間の関係からもアンコールなしですが、全然問題なし。素晴らしい演奏を聴くことができましたキラキラルンルンラブラブ




英雄の生涯も聴きたかったですが…赤ちゃん泣き 隣のオペラパレスに移動しました。