2020年11月14日(土)18時開演 NHKホール
【指揮】熊倉優 【ピアノ】藤田真央
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
【アンコール】シマノフスキ:4つの練習曲 作品4 第3曲 バッハ(レーガー編):コラール前奏曲「おお人よ、おまえの罪に泣け」BWV622
メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」
Mendelssohn / "Die Fingals-Höhle," overture Op. 26Schumann / Piano Concerto A Minor Op. 54
Bach / Reger / "O Mensch, bewein’ dein’ Sünde gross," BWV622, chorale prelude
Mendelssohn / Symphony No. 4 A Major Op. 90 "Italienische"
お気に入りの真央クンを聴く前にお気に入りのお店赤坂うまやでランチ。 エントランスから見たところが大好きです。
カウンター席を予約したと思ったんだけど…2階に通されました。でも、こちらはとても空いていたので、ま、いいか。
「三代目市川猿之助の楽屋めし」を注文しました。麦ご飯で。ここは(エビアンと)生卵がサービスでついてくるのでとろろも追加して麦ご飯と一緒に食べちゃおう。美味でしたデザートにクリーム感のある杏仁豆腐がついてきた。外に出てしろたえでレアチーズケーキを食べながらコーヒーでもと思ったけれど、激混みしてそうなので、こちらでコーヒーを飲んでランチの閉店までゆっくりした。
予想どおり、しろたえには長蛇の列ができていたので、正解でした
NHKホール近くでコーヒーを飲んだり、モニョモニョまったりしてからNHKホールに。SD仕様で1席空けられています。真央クン効果でほぼ満席。確か今月からN響は通常プログラムに戻したんだっけ。オケも14型。コンマスはゲストコンサートマスター白井圭さんでした。たぶん白井さんのコンマスで聴くのは初めてかな。
『フィンガルの洞窟』は最近では2018年12月都響(指揮:A.Gilbert)、2019年10月BBC Proms Japanで聴いています。3年連続でこの季節に聴くことになりました。 BBC Promsでは小泉元首相と一緒に写真を撮ったなぁ。握手した手がとてもゴツかったのをよく覚えています。とんでもない回数握手されているからかな?懐かしい
熊倉さんは黒のダークスーツで登場。フィンガルはややゆったりした印象で、ゆらゆらする波の感じとか聴いていてとても心地よい演奏でした。若いだけあって棒がはっきりしていて、意図が分かりやすいと思いました。
さて、今日の演奏会の個人的なメインプログラム。真央クンのシューマン座席は一般発売開始直後にアクセスして、無事1階前方のセンターブロックが取れたので、真央クンの手元もペダルもよく見えます2016年2月真央クンのインタビューはこちら。
真央クンはいつもどおり、ニコニコ笑顔でふにゃふにゃ歩きながら登場そしていつものように真っ黒でラフないでたちです。そしていつものように猫背で弾きますしかし真央クンのシューマンが最高でした繊細、抒情的。ロマンティックそして自由。遊び心も感じられるお洒落で余裕の演奏。音がキラキラ弱音も美しい第1楽章でリピートする前の激しいところのちょい前、真央クンのピアノとクラリネット松本さんの美しい掛け合いに泣けた真央クンの弱音は3階席後方だと厳しいでしょうが、1階前方なので問題なし。手元もペダルもよく見えて最高に楽しめた真央クンのアンコールはなんとシマノフスキ僕はこういう渋いのもいけるよってことなのかな。めちゃシブ真央クンのステージはいつ聴いても楽しい。息子に欲しいそのうちテレビで放送されるので録画しなきゃ。
初めて聴く同じく20代の指揮者熊倉優さんもオーソドックスながらも非常に分かりやすい指揮。バッハのコラール前奏曲「おお人よ、おまえの罪に泣け」も美しい弦にうっとり。やっぱりバッハは心にしみます明るい曲想の好きな「イタリア」もとてもキビキビとした楽しい演奏。指揮棒の動きや身体の揺れや動きが明晰。幸せ満開で聴けました
終演後もコンサートの余韻を楽しみながらモニョモニョのんびりまったりとしてから帰りました。家に着く直前にお腹が空いたので博多ラーメン食べて帰った。夜遅くのラーメンは危険というわけで、とても幸せで楽しい一日でした