今年も海外で新年を迎える事になった。


いやぁ~何故外国では日本以上にイベント毎に発狂するのか・・・


何故酒好きが多いのか・・・汗



酒好きな俺に取っては殆ど金を出さずに呑めるからラッキーだけど↑↑↑




日本人でも多かったけど、こっちも呑み過ぎて辛い思いしてる奴が多い。



そんなに浴びる程呑まなくたって良いのに。




ま。イベントだから仕方無いか。笑




今日もいっちょ楽しもう♪

空港に着くと、そこはもう俺にとって不自由でしかない世界。


日本語を流暢に話す外人は殆どいない。


俺が相手に合わせて・英語を話して積極的に関わっていかないといけない世界。



3ヶ月間英語を話す事から必然的に離れていた俺。


聞き取れるものの、中々言葉が出てこない。



はぁ・・・



こんなもんか?



日本人はもっと英語を勉強するべきだと思う。勉強って言うのは机に向かうって事では無くて会話力を伸ばすという事。



日本人は文法は良く出来るし・文章を書かせたら世界的にも水準の高い物を書けるらしい・・・



これについてはまた後日。




で、空港で待ち合わせをしていた俺は


「本当に迎えに来てくれてるのかな?」



と不安でならなかった。





国際便の出口を出ると、凄い人。皆入国者を待ってるわけか。



で、俺は家族を探すものの、分かってるのは顔だけで、情報が少なすぎる・・・汗




結局端の方まで避けて、事前に聞いていた電話番号にかけようと電話ボックスを探す。



その姿が滑稽に見えたのか、はたまた俺の事に気付いたのか、家族が声を掛けてきた。




しかも聞いてたのは2人だったのに5人で来てくれて、しかもWelcome Homeって風船が付いた可愛いエルクの人形とチョコレートを貰った。



いやぁ~



日本だったら迎えに来るだけなのに、この暖かい歓迎に胸が熱くなる。



同時に、今日から頑張らないとってヤル気も出て来た。




こっちに着いて既に数日。日本に居た時とあまり変わらない生活を送ってる。


ただ、もっと英語が喋れたらな。とは思う。



でも、今日楽しく生活するのが第一目標。

出逢ったのは5年前の夏だった。


ちょっとした不順な動機だったけど、俺の全てがその人に惹かれた。


もちろん、猛烈アタック。



でも、歳が離れてるって理由で全く取り合ってくれなかった。


それでも俺は一緒に居れれば良かったし、同じ空間を共有しているだけで幸せだった。


知り合ってから、相手も忙しくしていて、休みも殆ど俺とのデートに費やしてくれてた。まさに友達以上恋人未満って言葉が当てはまってたと思う。


そんな関係に変化が出たのは去年の春が終わりかけた頃。



やっと付き合ってくれる事になった。(色んな事が重なったのもあったけど)



でも、それから直ぐして俺は海外へ



取り敢えずそれまで何にも目標の無かった俺は、海外って言う場で違う事に触れて何かを見つけたかったんだと思う。



「1年間だけ頑張ってくる」



と言い残して日本を去った。勿論1年待つと言ってくれたから、毎日メールとごく稀に電話は欠かさなかった。


初めての長期滞在の地で何かある毎に弱音を吐いたメールを送ってた。



その都度


「無理しないで帰って来ても良いんだよ」


って優しく励ましてくれてた。どんなときでも俺の事を想ってくれてた。


帰る場所がある人は強いと俺は思う。戻る場所がある人は最後まで頑張れる気がする。



結局1年間一度も帰国する事も無く、無事に頑張り抜けた。



けれど、語学力と言う部分では未だに問題が残る。だから折角海外に滞在して底上げした語学力を、帰国する事で下げたくなかった。(勿論日本でも語学はヤル気次第で上がるけど、俺は現地に飛んでネイティブに触れた方が伸びるタイプなので・・・)


そして、1年も待ってもらって、もっと待ってもらおうなんて思う事は止めた。



だってそれこそ枷になる。双方にとって、枷の無いフラットな状態の方が良いと思った。



だから新たな生活に踏み出してもらいたかった。



なのに、互いに想い過ぎて俺が日本を出る明日までは付き合っていようって。



昨日が顔を見られる最後の日だった。



朝早くから特に何ともなくデート。



街ブラして買い物して食事して・・・


呑んでカラオケ



でもね、そのカラオケが良くなかったな。



途中から込みだして来ちゃって歌も歌えない状態。



必死で歌う俺は声が震えちゃって逆効果・・・



で、その後終バスを一緒に待ってくれてたけど、俺は泣き出しそうになって言葉が出ない。


向こうも同じみたいだった。




あ~明日なんて来なければいいのに


って思った。




バスが駅のロータリーに入って来て



「あ~来ちゃったね」



って。



「うん」


「元気で、頑張って。」



って言ってくれて



「ありがとう」



って言い切るのに必死だった。




発射まで俺は涙をポロポロ流しながら、携帯のメールを打つ



「ありがとうございました」




向こうは俺の顔を見ながら涙を拭いては拭いてた。




バスが発車して直ぐに。



「たくさんありがとう」



ってメールを受信。



俺ってこんなに沢山愛されてるって思うと今でも込み上げて来る。


明日は携帯も解約するし、お互い別々になるけど、ずっと先まで引きずる恋だと思う。




今はこの気持ちだけを大切にしていたい。