前記事にも書きましたが
祖父を見送ってきました
悲しくて悲しくて
つらくてつらくて
夢であってほしい…とも思ったけど
集まった身内と話をしているうちに
『いってらっしゃい』という気持ちが
強くなりました
愛する愛する祖母に
やっと会えるんだもん
10歳で亡くなった母の妹にも
やっと会えるんだもん
こっちの世界でたくさん
頑張ったんだから
もう祖母たちと永遠に離れる事のない
あちらの世界で毎日笑っていてほしい
四十九日ぐらいまでは
魂は彷徨ってる…とも聞くけど
祖父はすぐに祖母の所に行ってる気がして
再会の後しばらくしてから
こっちの世界を見守るんだろうな(笑)
って、母と笑いながら話しました
お骨を拾う時に親族の誰かが
『たーっくさん喋れるように』と
量顎の骨を壺に入れてました
祖父はきっと
天国でマシンガントークを
してるはず!!
葬儀を終え大分へ帰ろうと
車に乗ったら…テレビに桜が写ってた
桜舞う墓地で、秋川雅史さんが
千のかぜになって…を歌う
という企画の番組でした
祖父が旅立つ前後
私はずっと、この曲を聞いてました
まさか、このタイミングで
この場所でこの歌を聞く事になるなんてね
大好きな大好きな熊本だけど
しばらくは辛くて熊本には
近付けないなぁ…
と思ってたから
熊本の景色を見ながら
阿蘇方面を見ながら…
千の風になって…を
聞きました
秋は光になったり
冬には雪になったり…
どんな形になってでも
近くで見守っててくれるんだよね
祖父はどんな形で
近くにいてくれるのかな?
祖父とは隣県だったから
大分に帰ればまたいつもの生活だし
生活そのものは大きく変わらない
なかなか会えなくても
元気で生きてくれてるだけで
すごく大きな心の支えだったんだな
心にポッカリと穴が空いたような
なんとも言えない気持ち
生きててくれるだけで
ただそれだけで
幸せだったなぁ…
また熊本に行けば
会えそうな気がするけど…
本当にありがとう
本当にお疲れ様でした
今はただそれだけ
悲しいという感情が大きすぎて
勝手に涙が出てくるけど
これは時間が経たないと
どうにもならない
葬儀は家族葬にして
他には誰にも伝えず、新聞にも
掲載はしませんでした
しかし
たまたま葬儀場の前を通りかかった人が
祖父の名前を見つけて
『間違いであってほしいけど…』と
我が家に電話がありました
すごく顔が広かったけど
お別れは家族のみで親密にしました
家族葬って初めてだったけど
すごくすごく温かみがあって
素敵なお別れができたと思う
13年前に父方の祖母が亡くなって以来
めでたい事しかなかった我が家
たくさんの出会い、別れ、誕生、死…
これが生きるということ
嬉しいことばかりじゃないし
めでたいことばかりじゃない
旅立った命もあるけど
しっかりと繋いだ命がある
遠くへいってしまったけど
ちゃんと私の中にも子供達の中にも
繋がってる命がある
全ての命に感謝...
また会おうね
何十年も先だけど
絶対にまた会おうね