憂国のサラリーマン -33ページ目

寝るな!

  震災の被災者は、国会で救済、復興策が真剣に議論されていると思っているだろう。一刻も早く手を打つために。
・・・こんな姿を見たらどう思うのだろうか。
衆院本会議の最中に居眠り、頬杖(しかも両手)はないだろう。
高校生の時、先生が言っていました。
「授業中、眠くなったらいつでも顔を洗いに行っていい。でも、みんなの前で寝るな」
顔を洗って出直して来い!

民主、不信任案同調にじわり 「菅首相をサミットに行かせるな」苦悩する鳩山氏

民主、不信任案同調にじわり 「菅首相をサミットに行かせるな」苦悩する鳩山氏

http://sankei.jp.msn.com/politics/photos/110429/stt11042901040001-p1.htm 

2011.4.29 01:02 (1)

菅政権への批判を強める鳩山由紀夫前首相(右)、山岡賢次副代表(中央)と、政府内で微妙な立場に置かれた仙谷由人官房副長官。政局をめぐる神経戦でお疲れの様子だった=28日、衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

スケープゴート

東電が役員報酬カット拡大へ 政府も賠償支援で追加リストラ要求

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110509/fnc11050900150000-n1.htm

 東京電力が、福島第1原子力発電所事故の損害賠償問題にからみ、先に決めた役員報酬の削減 幅の拡大を検討していることが8日、分かった。東電は4月25日に清水正孝社長ら常務以上の取締役は半減、執行役員は40%減額すると発表したが、国が公 的資金を拠出して支援する損害賠償の枠組みの検討が進むなか、政府内から「不十分」との声が高まっていた。

 政府は8日に枠組みに関する関 係閣僚会議を開き、支援案の取りまとめを見送る一方で、東電に追加リストラを要請する方針で一致した。支援案は、東電を含む原発を持つ電力会社9社が「新 機構」を設立。国も公的資金を拠出し、機構を通じて東電に融資や出資を行い、円滑に賠償金を支払えるようにする仕組み。公的資金は東電と電力業界が分割で 返済する。

 賠償負担のため、電気料金が引き上げられる可能性があり、国民の理解を得るには報酬カットの拡大のほか、一段の人員削減や資産売却が必要と判断した。

  東電は役員報酬カットのほか、社員の給与についても課長級以上の管理職が約25%、一般社員は約20%を減額すると発表した。これに対し、海江田万里経済 産業相が、「まだカットの仕方が足りないと思っている」と述べるなど批判が出ていた。東電としても支援を受けるには、象徴的な報酬カットの拡大が避けられ ないと判断した。


確かに取締役や執行役員の報酬を40-50%削減するといっても、もとが数千万円なので、不十分だと納得しない人もいるだろう。しかし、東電からすれば、国の審査、認可をきちんと受けて原子力発電事業を行っていたわけであり、東電だけが責められるのは、あの焼肉チェーン店の社長が開き直った気持ちに近いものがあるのではないだろうか。
そんなにユッケの食中毒を責めるのであれば、国がもっときちんと監督すればよかった、原発の事故を責めるなら、国がもっと審査を厳しくしてくれていればよかったと。
原子力発電は国策として進められてきたわけで、国から地域へ助成金、交付金が支払われている。東電はその一翼を担っていたに過ぎない。東電の役員や社員の報酬、給与カットを求めるのであれば、原子力安全委員会、保安院、その他の経産省の関係者も同様の責任をとるべきであろう。海江田大臣はひとごとのようにカットの仕方が足りないと言っているが、耐用年数が過ぎていた福島原発の延長運転を最終的に承認したのはあなたでしょう。自らも歳費返上くらいしてから言って欲しいものだ。
津波の被害にあった自治体の首長や、湾岸整備を管掌する国土交通省にも、対策が不十分だったとして補償や給与カットを求めるのか。
今回の事故は千年に一度と言われる地震、津波によるものであり、防災対策費を削った民主党の事業仕分けと、初動対策の邪魔をした菅総理の現地視察が被害を拡大したのである。東電をスケープゴートにして自らは知らん顔はいかがなものか。

後継人事

塩野七生さんの「日本人へ 国家と歴史篇」を読んで、その中の後継人事についての話が面白かったので紹介したい。

歴史上の最高の後継人事として、2つの例が挙げられている。ひとつがイエスキリストから初代教皇ペテロ。もうひとつが、シーザー(カエサル)から初代ローマ皇帝アウグストゥス。

どちらも前任とは正反対といっていいキャラクターを後任に指名している。

キリストの教えは当時革命的であり、守旧派からすればキリストは危険人物であった。もし、キリストのあとも同じようなカリスマ性を持つ若者が先頭に立って布教していたら、徹底的に潰されていたかもしれない。しかし、キリストは、頭の切れる、弁の立つパウロではなく、朴訥とした欠点の多い漁師あがりのペテロを後継に選んだ。守旧派や穏健派を刺激することなく地道に布教を広める最適な後継人事というわけである。

シーザーもまた、その鋼のような肉体と軍事遂行能力とは無縁の、病弱で戦に弱いアウグストゥスを後継者に選んだ。シーザーは、両腕両足剥き出しの例のローマの軍装で冬のヨーロッパでも戦い続ける体力を持ち、第一線で戦いながらも戦死せず、連戦連勝であった。戦死も病死も期待できないので、ブルータス達は殺すしかなかったのである。

アウグストゥスは病弱なことを自覚していたので健康に人一倍気をつけたせいか、当時としては驚異的な77歳まで長生きし、40年以上の長期政権でローマの改革政策の定着に安定して取り組むことができた。戦争については自分には能力がないと自覚しており、それを見越してシーザーがつけてくれたアグリッパという将軍に任せたのがよかった。格好つけて自分が指揮していたら大変なことになるとわかっていたのだろう。また、もうひとりの後継候補だったアントニウスと違って、真面目で女性におぼれることも無かった。

キリストやシーザーがどこまで考えて後継者を選んだのか聞いてみたいが、やはり自分が持っていない、これからの将来に必要な資質を考えてのことだったのだろう。

さて、菅総理もパフォーマンスの連続で政権の延命を図っているが、時間の問題だろう。いずれにしても鳩山前総理、菅総理と違うタイプでお願いしたい。中国や韓国のことよりも日本のことを一番に考えてくれる首相を望みます。