大前研一ライブ#414(9) 8/26

●ノリエガ元将軍(パナマの元最高実力者)

反釈放後の帰国認めず
~米連邦地裁~

20年ぐらい前、米がパナマに侵攻して
ノリエガを逮捕した。

米の中南米政策
⇒中近東(イラク、アフガン)
政策のデッドコピー。理不尽なところ。

イランの反米政権に対抗するためにフセインを
援助したが、最後は殺してしまった。

ノリエガの20年前も同じ。

●イラク情勢
ヒラリー「マリキ首相を交代させるべき」
ブッシュ「イラク国民が選んだマリキ首相。
     イラクは民主的になった。」

⇒結局、米はどっち?

マリキも結局、米の傀儡。ノリエガと同じ。

アフガンも手がつけられない。
カルザイが支配しているのはカブール周辺だけ。
タリバンが復活している。

アメリカが2、30年前、中南米にやっていた

滅茶苦茶さを中近東にそのまま移植した

形になっている。

●中国製品問題
全国飲食店の3割に問題

過剰反応した方がよい。それまでいかにルーズ
であったか。ここで苦労しておくことは
将来のために良いこと。

●中国高速鉄道
大連-ハルビン間着工(904km)

満鉄。周りは全く何にもない。
建設は楽だろう。

●柏崎刈羽原発
「被害は予想下回る」
~IAEA調査結果~

●もんじゅ
再開を5ヶ月延期
~08年10月へ~

95年のナトリウム漏れ事故以降
運転停止中

●GPS普及率
米の利用者17%
普及率低い。

PDA、携帯、googleで調べちゃう人
は不要という話。

数十万かけて車に搭載するのは
日本独特のものである。


●ノキア

インドが米国抜いて2位
1位は中国
3位は米

携帯ではBRICsのインド、中国が
伸びている。


●ソフトバンク
営業利益787億円
(前年同期比45%増)

注意点
1)日本テレコムがお荷物で、
 どう影響しているのか?
2)巨大な借金があるので、純利益ベース
  で見たときどうなるか?

3月に締めたときは分かるが。

その点を除いたとき、携帯とヤフーは
調子が良いという話。

携帯は価格戦争へ。ソフトバンクも足を
とられる可能性。


●中国自動車
奇瑞汽車、フィアット
合弁会社を設立。


●韓国鉄鋼大手
ポスコグループ
北九州に新工場建設へ


●IT大手買収
インド・ウィプロ
米インフォクロシングを買収(6億ドル)

インドの虎。

世界最大のITコンサル=タタ。
次がウィプロ。

流れが反転。米<印。


●米・アムジェン
大規模リストラ計画。
全従業員の14%。

アムジェン:世界で11位。

優良企業でもリストラ。


●米GE
「レイク」を売却へ。


●百貨店統合

三越と伊勢丹。経営統合で合意。
来年4/1。「三越伊勢丹HD」

カルチャーが違うので
うまくいくかどうか。

比率=三越0.34:伊勢丹1
三越は屈辱的か。

ちょっとだけ三越に花を持たせた。

江戸時代からの越後屋も
なくなってしまった形。


●楽天
中間期ベースで上場来初の減収減益。

<楽天2つの問題>
①TBSに1千億を塩漬け。その後進展なし。
②ピーク時に三木谷夫妻が持ち株を売り、
 400億をポケットに入れた。


●ABCマート
創業者三木社長が退任。

何のためにTBSを買ったのか?

三木谷と示し合わせをしたのでは
ないっぽい。
三木谷は売り抜けていないから。

三木氏も売ったが401億に対し
65億しか儲けていない。

突然辞めたのは何かあるはず。
不可解。継続ウォッチ。

●香港株式市場
大幅続伸。(サブプライムで世界が
傷ついているのに…)


中国人個人投資家の外貨規制緩和の流れ。
上限金額を撤廃。


上海が06から暴騰している。
サブプライムを組み込んでいない。
香港は横ばい。


重複上場株の上海(A株)、香港(H株)
の乖離率

ex)中国アルミ:65.8%

今までは香港で買えなかった。

⇒乖離率は縮まる。。


アービトラージのチャンス??


ただし、上海が落ちる可能性もある。


●ドバイ政府

政府系会社が海外投資を加速。

ドバイ、アブダビが注目されている。


Newsweek「The New Middle East」
Lising GULF

Buying Culture


アブダビ
文化が少ない。ベドウィン族の遊牧のみ。

ソルボンヌ大学と提携。
ルーブル美術館と提携。
なければ世界から輸入すればよいという
考え方。


UAEの市長がやっている。
シェイク・モハメッド


こうった現象は
アメリカにとっては、ある意味、敵失。
身から出た錆。


アメリカの金融機関はイスラムのお金が来るのに
神経質になり、取り締まりが厳しくなった。


前は、サウジ、クウェートのお金
はアメリカに行ってたが、今はドバイに来ている。


ロンドン⇒ルクセンブルク⇒ドバイ⇒アメリカ
⇒シンガポール⇒アジア
というルートだが、
いきなり隣のドバイに来ている。


テロとの戦いといいながら、アメリカは

自分で勝手にくたびれている。

大前研一ライブ#414(5) 8/26


●若者消費調査

車を買わず、酒もあまり飲まない、
休日は家で過ごす。

20代の不思議な現象。
固定電話も持たず、パソコンも持たない。


車持ってるか?
00年(23.6%)
07年(13.0%)


車が欲しい
00年(48.2%)
07年(25.3%)


所有欲がない。


企業の対策
トヨタのスポーツカー再参入。
若者の車離れをなんとかしようとした。
が、全く正反対なことをやっている。

スポーツカーなんか
欲しくない人にやっても無駄。


日産のボックスの変な車が売れている。w


若者がなぜ興味を失ったのか研究が必要。
10年でなぜこんなに変わってしまったのか?
萎縮してしまったのか?


今後、嫁さんもいらない、家もいらない
とかそういう話になるだろう。


女性はそういう問題は少ない。

●チャイナエアライン事故

ボルトが刺さり
燃料タンクに穴

非難状況めぐり乗客と会社側で
食い違い。

・奇跡的な脱出は良かったが。


燃料タンクの材質が悪い。
他の飛行機もチェックすべき。
ボーイングの見解は?


●ECB
400億ユーロ(6兆2000億円)
資金供給


●外国人投資家
外国人売り越し額7500億。
ブラックマンデー以来のパニック売り。


●サブプライム問題

日米欧の格付け会社の規制論浮上

債権がサブプライムをどこまで
組み込んでいるのかが全く調査されていなかった。

世界的に勉強すべき。


●NY原油相場60ドル台へ下落。

冬が遠いときは、ヘッジファンド
近づくと、実需がないのでダブつく。
⇒価格下落。


小売の値段も1ガロン3ドルを割ってきた。

日本は1リットル=145円
下方硬直性。


どのくらい影響あるかは、
車の燃費との掛け算で見たほうがよい。


竹中懇談会のNTTに対する基本方針

・業務規制の段階的緩和
・分割再編の促進・強化
・統合・合併規制


<研究所の問題>


約3000人。象牙の塔になっている。

ICカード等の実用化。
NTTCOMはそれで
フェリカC+などのカードブームに乗り遅れた。

あと、ATM交換機も。

ルータもお粗末。今はCISCOを買っている
だけ。


コンピュータもIBMに対抗して、DIPS
とかいうのをやっていた。


第2世代の携帯電話も研究所が出したのを
売り出したため、世界標準から遠ざかってしまった。


これからはコンテンツの時代
だが、NTTはできない。放送ができないから。


世界中のキャリアはほとんどオールインワン
(固定、移動、IP、SI)サービスである。


NTTの最大の強み
料金請求システム。(決済システム。7000万口座)
いつ誰がどこへ電話をかけたかが分かる。
=e-commerce直結。月末一括引き落とし。


うかうかしてなければsuica,nanacoに抜かれて
いなかった。7000万ユーザ取れたのに。


しかも、銀行に参入できる。

決済システムを持っているから。


・今、NTTが今やろうとしていること。
⇒NGN


これは絶対やってはいけないこと。
時代錯誤である。今の垂直統合をさらに深める。

これをやったらNTTは終わりである。


そうではなくて開放すべき。


●NTT問題


・固定電話整備
一律制を09年度廃止へ。

10年以降はIP電話網へ。


NTTは銅線をADSL化して使っていて、
その後光を25万キロぐらい敷き、
FTTC(Fiber To The Curb)、FTTH
で光フレッツを展開している。


※FTTC:アクセス・ネットワーク
(ユーザーと電話局あるいはISP間のネットワーク)
の高速・広帯域化を実現するため、
光ファイバをユーザーの間近の電柱や道路脇まで光ファイバを敷設し、
そこからユーザー宅までは既存の銅線(電話線)を用いるシステムのこと。


ソフトバンク、AU⇒それを開放せよ。国民の財産だ。
と言っている。


そのレイヤーはもう富を生まない。


それよりアプリケーション、コンテンツで
頑張ったほうが良いのではないか?


これからは、
携帯、固定もIPになる。
音声、動画も全てIP。


・NTT法
業務規制
…東西はローカルしかダメ。遠距離はNTTコム。
(そのときはインターネットの概念が盛り込まれなかったため)

資本規制:政府が1/3以上を保有。
     外資は1/3以下。(通信主権のため)

電気通信事業法:他事業者へ開放義務。


⇒NTTは何かをやろうとすると、これらに縛られてしまう。

KDDI,AUはこれに縛られない。


NTTはそもそもアメリカの真似をして分割された。

ローカル、長距離海外、携帯がバラバラ。

他社は、一体サービスが可能なので、NTTにとってその点が不利。

●米ハーバード大の基金

2007運用成績=23%

3兆円。前年は15%。(4500億)

上乗せで4兆円。

7月以降、サブプライムで少し火傷したので
少し落ちるだろう。。


日本の大学は、基金という概念がない…。
募金でやってる。ハコモノの補助金という形。
優秀な生徒は授業料を免除するとかそういう
発想は皆無。


マッチングファンド
卒業生が寄付するという行為に対して
企業もそれに乗っかる。

IBM等。

金額が倍になる形。

<おとこのこのぜんぶ2>


ギャル男・B君から見えてくる
「男の子の将来1」


法則
・寄らば超大樹


「ギャル」の男版
うちまくり
バーバリー
茶髪または金髪
フリーター


だが、実は名門大学生だったりする。


遊びも安定も手放さない。


学歴信仰は健在。


・学歴を信じる
10代(51%)
20代(36%)


・学歴は高い方がいい
10代(28%)
20代(20%)


法則
・超現実系思考


「有名人になりたいとか途方もない
夢を持っても意味がない。
かといって、オヤジのようにバリバリ
働くのもいや。高収入で休みも多く、
食いっぱぐれることが少ない
パイロットになりたい。」


手にできる範囲の最も手にし難い夢。


Q.カリスマは誰ですか?
いない(60%)
有名人(25%)
一般人(15%)

カリスマはいない。


Q.トラブルが起こったとき、
誰のせいにすることが多いか?

自分のせい(50.5%)
状況のせい(41%)

自己責任主義