料理レシピ本の現状 | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

みなさんは

「料理レシピ本大賞」という

 

出版業界のイベントを

ご存知でしょうか?

 

『本屋大賞』ならば

ご存知だと思いますが、

 

本屋大賞の

「料理レシピ本版」と

イメージしていただければ・・。

かれこれ

11年やっていますが、

 

なかなかね、認知度が上がりません。

 

ただ、

料理レシピ本大賞に輝くと

 

そこから、3万部、5万部

下手したら10万部と売れる本もあるので、

 

料理人にとって、

 

出版社にとっても、

あたりがい賞であることには間違いありません。

 

 

これだけ料理系動画が流れてくる中で、

紙の本でも売れるですよ。

すごくないですか?

 

こんなすごい「賞」なのに

なんで知名度がないんだ・・・💦

ただ、

料理をする人はたくさんいますが、

 

「料理本を買う」層は

 

絶対にいるけれども

限定されている

 

ということなのかもしれませんね。

 

そして最近の料理本の傾向は、

 

「ワンパン」(フライパン1つ)

「簡単」

「時短」

「節約」

がキーワード

 

手の込んだ料理本は

 

ないわけではありませんが、

 

有名料理研究家の本以外は

 

売れないのです。

 

料理はもっと丁寧に作った方が・・・

 

という声も聞こえてきますが、

 

結局、本を買うメインは

 

「主婦」です。

そしていまの主婦は「忙しい」

 

だから、

簡単、手軽、初心者、節約

 

こんなレシピがウケるんだと思います。

 

でもね、

あんな手抜き料理・・・

と批判する人は、

 

一度作ってみたらいいのです。

 

本当に「美味しい」ですよ。

 

結局、本にしっかり詳しく

レシピが書かれていても

案外、その通りにはつくりません。

 

めんどくさいから、

どっかを端折り、

何かを間違え

 

「レシピ通りにしたはずが、たいして美味しくない」

ということが起こるのです。

 

でも、ワンパン、簡単、手軽、時短レシピは、

 

最低限の工程

最低限の材料でつくるため、

 

めんどくさがりの人でも

不慣れの人でも

再現性が高く

 

「あれ、意外と美味しいじゃん」となるのかなと

思います。

ちなみに、

味の素論争があるでしょうが・・

 

自宅でつくる「鍋焼きうどん」

私は、リュウジさんのレシピが好きです、

 

 

料理をつくるって大変です。

 

買い物行って、

つくって、

洗い物もあって。

 

それが毎日続くのだから、

 

ワンパン、簡単、時短、節約で

いいよねと思うのです。

 

それが、いまのニーズなのです。

 

________________________

LINE公式:https://lin.ee/YuD0wUu

メルマガ:https://resast.jp/subscribe/224326

ホームページ:https://kklong.co.jp/

 

出版に興味のある方へ

有益な情報を配信!

こちらのメルマガに

ご登録ください

 

https://kk-long.com/p/r/VkZsaWSg