決められないのは選り好みしているからではなくて・・・。 | 編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

編集長富田志乃の部屋 ~人生が変わる出版のお話~

出版業界33年。
営業(広告、書店、取次)から編集に至るまで、まるっと制覇!
出版業界を知り尽くした現役編集長が、出版のあれやこれをお伝えします。
元宝塚花組トップスター柚香光さんと上カルビをこよなく愛する肉食系編集長

編集長の富田志乃です。

 

Z 世代は、自信がなく、行動力もなく

自分で考えることができない人が多いのだと聞きます。

 

自信というのは、

自分で決め、行動し、成果をだすことで

得られるものなので、

 

「自信を持て」と言っても

そう簡単ではないよなとは思います。

さて、若い頃、

「志乃ちゃんは選り好みしているから・・」と

いつまでも結婚しない私に、

まわりの人 からよく言われました。

 

しかし、そのたび思っていたのは、

決して選り好みしているのではないのです。

 

ただ、結婚そのものが怖い、

自身の男性選びに確信が持てない。

 

なにより、

失敗して不幸になりたくない

そういう思いの方が強かったように

思います。

 

そんなの、

結婚してみないとわからないとか、

そんな心配よりも行動しろとか

よく言われたものですが、

 

自信がない、失敗が怖いという人に

「いいやからやれ」

というくらい、

乱暴な解決法提示はないよなと

思うわけです。

仕事の上ではすぐ反応できる

「判断」や「決定」なのに、

 

Tシャツ1枚、靴1足買うときは、

なかなか判断も決定もできません。

 

散々誰かの意見を聞いて、

試着して、悩んで、散々迷って

買ったり、買わなかったり・・。

 

それは、

仕事は一定の成果を出した自信があるから

すぐに判断、決定ができるのです。

 

しかし「私はセンスがない」という

コンプレックスがつきまとっているので、

身につけるものを購入する際、

自分で判断して、決定するということが

できないのです

 

「どうせまた失敗するかもしれない」

というネガティブさが

ますます、判断と決定を鈍らせます。

だからこそ、

迷って迷った買った洋服は

「可愛いね」と褒められたら嬉しい。

 

それで「私はセンスがいい!」と

すぐに思えるわけではないけれども、

 

少しずつ、自信はついてくる。

 

そう、自信とは

そうやって、少しずつの積み重ねで

培うもの。

 

いまでこそ、

仕事の上では自信があります!なんて

書いちゃってるけれども(笑)

 

新人のときは、

できない自分が悔しくて

毎晩泣いていました。

 

そうだよ、そうだったよ。

そうだったじゃん!

 

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